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いつもの情報発信、その裏側は?「福岡市広報戦略課」に聞いた福岡の魅力の届け方

  • 2026.9.8

こんにちは!福岡リビングインターン生の中村学園大学・藤井です!

SNSを見ていると流れてくる、福岡市のイベントやまちの情報。「この投稿、誰がどのように作っているんだろう?」と考えたことはありませんか?今回は福岡市役所を訪れ、市長室 広報戦略室 広報戦略課でシティプロモーションを担当するお二人にお話を伺いました。

普段何気なく目にしている情報の裏側には、「伝えたい情報を、必要な人へ届ける」ための工夫がたくさん!さらに、担当者のお二人が感じる福岡市の魅力についても聞いてきました。

出典:リビングふくおか・北九州Web

福岡市役所で広報戦略課のお二人にお話を伺いました。

「伝えたい情報をわかりやすく届ける」広報戦略課の仕事

広報戦略課では、福岡市の情報を分かりやすく整理し、市内外へ届けるための企画や調整などを行なっています。シティプロモーションではInstagramなどを活用し、まちの魅力はもちろん、市民の生活に関わる情報も発信。災害時の義援金に関する案内など、その時々で市民に必要な情報を届ける役割も担っています。

「広報」と聞くと、文章を書いてSNSに投稿する仕事を想像しますよね。しかし、お話を聞いてみると、一つの情報を発信するまでにも多くの準備があることが分かりました。新しい出来事だけを見るのではなく、「なぜ現在の形になったのか」という理由や経緯まで調べることもあるそうです。内容によっては、完成まで約1か月かけることも。

何を残し、何を省けば分かりやすくなるのか、自分では良いと思った内容でも、他の人の意見を聞くことで、自分では気付かなかった世代や立場への配慮が見えてくるといいます。かっちりしすぎず、かといって崩しすぎない。私たちがすっと読める言葉の裏側には、情報を正確に、分かりやすく届けるための試行錯誤がありました。

飛行機と電車が一緒に!?日常の風景も福岡の魅力に

では、発信する「福岡の魅力」はどこから見つけているのでしょうか。答えは意外にも、私たちの身近な日常の中にありました。

広報戦略課が担当するInstagramアカウントは2つあります。シティプロモーション用のfukuoka_officialアカウントと、市政情報発信用のfukuokacity_infoアカウントです。

これまでのシティプロモーション用のアカウントでは、飛行機が写った写真への反響が大きく、飛行機と電車が一緒に収められた写真なども多くの人に見てもらえたそうです。

出典:リビングふくおか・北九州Web

飛行機と西鉄電車の福岡らしいツーショット!(Instagram @fukuoka_officialより)

空港から都心部までの距離が近い福岡だからこそ見られる風景。普段暮らしていると当たり前に感じるものも、少し視点を変えるだけで「福岡らしさ」になるのだと気付かされました。シティプロモーション用と市政情報発信用でも伝え方を変えているそう。
シティプロモーション用では、言語にかかわらず目を引く風景を意識。
一方、市政情報発信用アカウントでは、ただきれいな風景を並べるのではなく、「何を一番伝えたいのか」という“推しポイント”を確認して構成しているといいます。

今、注目してほしい!都市の中に増える「緑」

現在、担当者のお二人が注目してほしいと話す福岡市の魅力の一つが、都市と緑の共存です。

福岡市ではまちが新しくなっていく一方で、ビルばかりの空間にするのではなく、緑を取り入れ、くつろぎや安らぎを感じられる場所づくりも進められています。

出典:リビングふくおか・北九州Web

まちの中で緑を感じられる明治公園。詳細はインターン生がレポートしていますのでよかったらご覧ください。

取材では、整備されたばかりの木々について「今はまだ細くても、長い目で見れば茂っていく」といったお話も。今完成している景色だけではなく、木々の成長とともに、これからまちの景色がどう変わっていくのか。そんな未来を想像しながら福岡のまちを歩いてみるのも面白そうです。

出典:リビングふくおか・北九州Web

8月にオープンした天神ビジネスセンターⅡ。都心でありながら緑を身近に感じられる街並み。お隣のONE FUKUOKA BLDG.(ワンビル)との間の道は歩行者専用道路になっています

普段歩いている場所でも、「ここにも緑が増えている!」という視点で探してみると、新しい福岡の姿を発見できるかもしれません。

数字から福岡を知る「Fukuoka Facts(フクオカ ファクツ)」も面白い!

出典:リビングふくおか・北九州Web

「Fukuoka Facts」の公式サイトページ

今回の取材で、ぜひ皆さんにも見てほしいと思ったのが「Fukuoka Facts」です。福岡市に関するさまざまな統計やデータを、視覚的に分かりやすく紹介しているWebサイト。感覚的に「福岡って住みやすい!」と感じるだけでなく、数字やデータから福岡の特徴を知ることができます。

出典:リビングふくおか・北九州Web

国などの統計データをもとにしたものや、福岡市の特徴を分析した内容など、テーマもさまざま。福岡市外の方なら「福岡ってこんなまちなんだ!」という発見に、市内に住んでいる方なら「ずっと住んでいたのに知らなかった!」という発見につながりそうです。私自身も、普段暮らしているまちを改めて客観的なデータから見ることで、これまでとは違った福岡の面白さを感じました。

「知ってほしい」の先にある「やってみてほしい」

広報戦略課が目指しているのは、情報を見てもらうことだけではありません。

例えば、暑い日に無料で涼める場所を紹介する「クールシェア」の情報は、長い文章ではなく写真などを使って分かりやすく発信。ほかにも、再生リン(下水処理などの過程で回収したリン成分のこと)や藻に関するプロジェクトなど、普段生活しているだけではなかなか知る機会のない福岡市の取り組みも紹介しています。

「こんな取り組みがあるんだ」と知ってもらい、必要な情報を活用したり、興味を持った取り組みに参加したりしてもらう。情報発信が、市民の次の行動につながるところまで考えられていることが印象的でした。

目標は市政情報発信用Instagramアカウントのフォロワー3万人!

発信したものが実際に形となり、多くの人から反応をもらえることも、この仕事のやりがいの一つ。

市政情報発信用のfukuokacity_infoアカウントは、まだ開設してから年月が浅いため、Instagram担当の方は、フォロワー数を1日1回確認することもあるそうです。現在目指しているのは、フォロワー3万人!より良い発信につなげるため、SNSのノウハウがある事業者とも定期的に投稿の傾向や流行について意見を交わしているそうです。

今後は市政情報に加えて、季節のお出かけ先や場所そのものの魅力、市民がより暮らしやすくなる情報なども発信していきたいとのこと。市役所のさまざまな部署や企業などから情報が集まるため、「他の課がどのような取り組みをしているのかを知れること」も広報戦略課ならではの面白さだと教えてくださいました。

お二人に聞きました!「福岡市の好きなところは?」

最後に、お二人自身が思う「福岡市の好きなところ」について伺いました。

一つは、「ちょうどいい都会さと住みやすさ」。新しく生まれたスポットがある一方で、昔から続く歴史を感じられる場所もあり、まちの中に「行ってみたい」と思える場所がたくさんあるところが魅力だと話してくださいました。

そしてもう一つ印象的だったのが、「福岡市の行動力」。まちの整備や市民の困りごとに向き合い、一つずつ実現していく。その積み重ねが市民からの信頼につながり、結果として「福岡が好き」という気持ちにもつながっていくのではないか、と話してくださいました。

いつもの福岡を、少し違う視点で見てみませんか?

今回取材して最も驚いたのは、普段何気なく目にしている一つの投稿にも、多くの人の意見と時間が詰まっていることでした。何を伝えるのか。どの情報を残すのか。どんな言葉なら分かりやすいのか。そして、誰かが取り残される表現になっていないか。さまざまな視点から何度も考え、私たちのもとへ情報が届けられています。

そして何より、お二人のお話から伝わってきたのは福岡市への愛情と熱量でした。取材を終えて市役所を出る頃には、いつも見ている福岡のまちがもっと豊かに見えました。皆さんも福岡市のSNSや「Fukuoka Facts」をのぞきながら、身近にある「福岡のいいところ」を探してみてはいかがでしょうか。

「Fukuoka Facts」公式サイト:https://facts.city.fukuoka.lg.jp/
福岡市 公式Instagram(シティプロモーション用):https://www.instagram.com/fukuoka_official/
福岡市 公式Instagram(市政情報発信用):https://www.instagram.com/fukuokacity_info/
福岡市広報戦略室 Facebook:https://www.facebook.com/fukuokacitypr/?locale=ja_JP

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