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「こんなに顔って変わるんだね」祖母の通夜で違和感を覚えた女性。部屋を出た瞬間、目に入った名字に驚いた理由

  • 2026.9.9
「こんなに顔って変わるんだね」祖母の通夜で違和感を覚えた女性。部屋を出た瞬間、目に入った名字に驚いた理由

「支度が終わりましたので」と呼ばれて

祖母の通夜の日でした。夕方になり、「支度が終わりましたので、お顔を確認してください」と声をかけられ、私は祖父と二人で案内された部屋へ向かいました。

祖母が亡くなってから、私はずっと気持ちが落ち着かないままでした。

手続きや準備が続き、その日も周囲をじっくり見る余裕はありませんでした。

部屋に入ると、横になっている女性の顔が目に入りました。

一瞬、「こんな顔だったかな」と思いました。

けれど、亡くなったあとに身支度を整えてもらえば、生前とは印象が変わるものなのだろう。

私はそう思い、その違和感を深く考えませんでした。

隣にいた祖父も、しばらく顔を見たあとにつぶやきました。

「ずいぶん変わったな」

「うん。人が変わったみたいだね」

「きれいにしてもらったんだな」

祖父も私と同じように、身支度を整えてもらったためだと思っているようでした。

二人で手を合わせ、そのまま祖母の思い出を少し話しました。

「よく笑う人だったな」

そんな話をしながら、私たちは部屋をあとにしました。

入口に書かれていた名字が違った

廊下へ出たところで、何気なく入口の垂れ幕を見ました。

そこに書かれていた名字を見て、私は足を止めました。

うちの名字ではありません。

「…これ、違うよね」

祖父も顔を上げ、もう一度垂れ幕を確認しました。

私たちがその場で立ち止まっているのに気づいた担当の方も、垂れ幕を見ました。そして表情が変わりました。

「大変申し訳ありません。別のお宅のお部屋へご案内してしまいました」

何度も頭を下げられ、そこでようやく、先ほど見ていた女性が祖母ではなかったのだと分かりました。

驚きはしましたが、祖父も私もすぐには言葉が出ませんでした。

別人のように見えると思っていたのに、本当に別の方だったとは考えもしなかったのです。

その後、正しい部屋へ案内してもらいました。

そこにいる祖母の顔を見た瞬間、今度は迷いませんでした。

部屋を出るとき、私は念のため入口を振り返りました。そこには、間違いなく私たちの名字が書かれていました。

帰り道、祖父がぽつりと言いました。

「分からんもんだな」

「ほんとにね」

思わず二人で苦笑しました。

祖母だと思い込みながら、「ずいぶん変わった」と真剣に話していた自分たちを思い出すと、今でも不思議な気持ちになります。

それ以来、葬儀や法事で会場の部屋へ入るときは、案内されていても入口の名字を一度確認するようになりました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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