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ジョン・ガリアーノ展中止の「メットガラ2027」について、今わかっていることは?

  • 2026.9.7
Kevin Tachman/MG19 / Getty Images

メトロポリタン美術館(MET)とデザイナーのジョン・ガリアーノは2026年8月31日(現地時間)、予定していた2027年開催のMETコスチューム・インスティテュートの特別展、『ジョン・ガリアーノ:ホライズンズ』の中止を決定したことを明らかにした。

毎年恒例のファッション界最大のイベントにガリアーノが深く関与することが7月末に公表されて以来、ユダヤ系とアジア系の人々に対する差別的な発言によって2011年に有罪判決を受けたガリアーノを特別展のテーマとすることに対し、厳しい批判の声が相次いでいた。

Victor Virgile / Getty Images

中止決定の理由は?

METのチャリティ・イベントである「メットガラ」のテーマにもなる特別展を「ガリアーノの回顧展」としたことは、政界、市民活動団体のどちらからも疑問視されていた。イギリス出身のガリアーノは人種差別的な暴言などによって、当時務めていたディオールのクリエイティブ ディレクターを解任されている。

ガリアーノは特別展の中止について長文の声明を発表。そのなかで、次のように述べている。

「この上なく名誉な提案をしてくださったメトロポリタン美術館、特にマックス・ホラインとアンドリュー・ボルトン、アナ・ウィンターの3氏に、深く感謝しています」

「心から尊敬の気持ちを抱いてきた団体から、私の作品に焦点を当てた回顧展の開催を提案していただいたことに、言葉では言い表せないほど感動しました」

「熟考とすべての関係者との話し合いの結果、非常に残念なことではありますが、今回の展覧会の開催は、見送ることが最善であると判断しました」

「私の過去の発言がもたらした痛み、特にユダヤ系、アジア系のコミュニティに私がもたらした傷に、全面的に責任を負うのは私です。深く反省しています」

「展覧会の開催や組織に認め合られること、あるいは公に示す姿勢が実質的な償いになるものではないと理解しています。それは、耳を傾け、学び、長期にわたる行動で示すことによって、責任を負い続ていくことです」

また、ガリアーノは自らのスキャンダルが「コスチューム・インスティテュートの素晴らしい活動から人々の関心を反らせてしまう」ことを避けたいとの考えを強調したほか、2011年から続けている断酒において、支えとなってくているた人たちへの「心からの感謝」の気持ちをつづっている。

いっぽう、メットガラのリード・チェアパーソンであるアナ・ウィンターはMETが発表した別の声明で、ガリアーノは「非常に勇気ある、彼らしい決断を下した」として、「正しい決断だと確信しています。ジョンと美術館のどちらも、全面的に支持します」とコメントしている。

メットガラの開催も中止?

METはプレスリリースで展覧会の中止を公表したが、その決定によって2027年のメットガラの開催も見送られたわけではない。

WWD / Getty Images

なお、METは7月末に発表したプレスリリースで、『ジョン・ガリアーノ:ホライズンズ』は「芸術的な成功と倫理的な責任はいかに関連づけて理解されるべきものであるかという問題について熟考すること」を目的としたものだと説明していた。

ガリアーノに代わる特別展のテーマは?

METは「後日発表の予定」と述べるにとどめており、春の特別展に関する新たな情報は、今のところ公表されていない。

From COSMOPOLITAN US

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