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遊園地の人気アトラクションで横入りした2人。「久しぶり!」と知人に声をかけ、そのまま列に加わった時の私の本音

  • 2026.9.7
遊園地の人気アトラクションで横入りした2人。「久しぶり!」と知人に声をかけ、そのまま列に加わった時の私の本音

大学最後の春、4人で遊園地へ行った

大学最後の春、私は友達と4人で大きな遊園地へ行った。

卒業する前に一度くらい、みんなで丸一日遊ぼうと決めていたのだ。

卒業後の就職先はばらばらだった。こうして4人で朝から晩まで過ごせる機会も、これからは減っていくのだろうと思っていた。

いちばん人気の乗り物へ向かうと、列は建物の外まで延びていた。それでも、その日は待つこと自体がそれほど苦ではなかった。

「次、あっち行こうよ」

「その前に何か食べたい」

そんな話をしながら少しずつ進んでいると、気づけば列の中ほどまで来ていた。

前の3人組に、外から2人がやってきた

私たちのすぐ前には、3人組が並んでいた。

すると列の外から女性が2人近づいてきて、その3人に声をかけた。

「久しぶり!」

「え、来てたんだ」

「さっき着いたところ」

どうやら偶然知り合いに会ったらしい。最初は私も、こんな広い遊園地で会うなんて珍しいな、くらいに思っていた。

ところが少し話したあと、そのうちの一人が列の中を見ながら言った。

「じゃあ、入っちゃおうかな」

そのまま2人は、3人組のところへ入った。

私たちの前にいたのは3人だったはずなのに、いつの間にか5人になっていた。

思わず友達と顔を見合わせた。後ろに並んでいた人も、前の様子を気にしているようだった。

けれど、誰も何も言わなかった。

私も「それはちょっと」と言いかけたものの、結局は口を閉じた。わざわざ揉めるのも嫌だったし、どのタイミングで声をかければいいのか分からなかった。

列が動き、前の5人も楽しそうに話しながら進んでいった。

友達が小さな声で言った。

「……普通に入ったね」

「うん。びっくりした」

それ以上は何も言わず、私たちも前へ進んだ。

乗り物に乗ってしまえば楽しかったし、その日の思い出まで嫌なものになったわけではない。

ただ、あとから妙に引っかかったのは、数分待ち時間が延びたことより、目の前で起きたことに何も言えなかったことだった。

今でも長い行列を見ると、あのとき友達と黙って顔を見合わせた瞬間を、ときどき思い出す。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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