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「今日はどこか出かけてた?」休みの日まで届く先輩からの連絡に、少しずつ怖くなった理由

  • 2026.9.7
「今日はどこか出かけてた?」休みの日まで届く先輩からの連絡に、少しずつ怖くなった理由

よくしてくださる先輩だと思っていた

三年ほど前、近所の店でパートをしていた。同じ時間に入ることの多い女性が一人いた。年は私と同じくらいだった。

品出しの順番も、値札の貼り替えも、その方に教わった。最初は、本当によくしてくださる先輩だと思っていた。

「分からないことがあったら、いつでも聞いてね」

そう言ってもらえるのがありがたくて、私も素直に頼っていた。締めの作業でつまずいた日には、横について最後まで付き合ってくれた。

「ありがとうございます。助かりました」

ところがそのうち、帰る時間をよく聞かれるようになった。休憩室でも、着替えの途中でも同じことを聞かれる。曖昧に答えても、次の日になるとまた聞かれた。

「今日は何時に上がるの?私も同じくらいかな」

最初のうちは、ただ話し相手がほしいのだと思っていた。親しくしてもらえること自体は嫌ではなかったし、名前で呼んでもらえる職場も久しぶりだった。

店の名前は、言っていなかった

ある日の仕事終わり、その方に聞かれた。

「今日は真っ直ぐ帰るの?どこか寄っていく?」

私は「ちょっと買い物をして帰ります」とだけ答えた。店の名前も、どの方向へ行くのかも話していない。

それから一時間ほどして、買い物先のスーパーで棚を見ていると、聞き覚えのある声がした。

振り向くと、その方がかごを提げて立っていた。

「あ、いた。今日も買い物してから帰るんだね」

責めるような言い方ではない。いつもと変わらない明るい声だった。

それでも、私は「今日も」という言葉が妙に引っかかった。以前にも、どこかで私を見かけていたのだろうか。そう考えたのは、家に帰ってからだった。

その場では「偶然ですね」とだけ返した。

するとその方は私のかごをちらりと見て、「今日の特売、あっちにあったよ」と教えてくれた。

私は、たまたま同じ店を使っているだけだと思おうとした。

けれど、そのころから休みの日にも連絡が来るようになった。

「今日はどこか出かけてた? 天気よかったよね」

何気ない会話なのかもしれない。それでも、だんだん返事をするのが落ち着かなくなっていった。

そこで私は、シフトに入る曜日を変えた。希望は紙に書き、事務室にある箱へ入れることになっていた。何曜日を希望したのかは、誰にも話していない。

ところが翌週、その方から何でもないことのように言われた。

「シフト、3日ぶんそろえたよ。同じ日に入れるから」

私は一瞬、何と返せばいいのか分からなかった。

その後は家の近くの店でも、何度かその方とすれ違った。

もちろん、何かをされたわけではない。別の同僚が「あの人、面倒見がいいよね」と話しているのを聞いたこともあった。

だからこそ、自分が気にしすぎているだけなのかもしれないとも思った。

今は別の店で働いている。連絡も、いつからか来なくなった。

それでもシフト希望の紙を出すとき、私は今でも無意識に二つに折ってから箱へ入れてしまう。

あの人が、どこまで私のことを知っていたのか。たまたま重なっただけだったのか。それは今も分からない。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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