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レジの列に並ばず、割り込みを狙っている客。「そこから入るんですか」と驚いた私が、数か月後に反省したワケ

  • 2026.9.6

二つのレジの間で待つ女性

仕事帰りに、ドラッグストアへ寄ったときのことです。

その店にはレジが二つあり、それぞれに列ができていました。その日は混んでいて、どちらにも五人ほど並んでいます。

私は右側の列の最後尾につきました。

そこで気になったのが、列の前のほうにいた一人の女性です。

その女性は右の列にも左の列にも入らず、二つの列の間に立っていました。間は一メートルほどしかありません。その真ん中で買い物かごを持ち、右を見たり左を見たりしています。

最初は、どちらに並ぶか迷っているのだと思いました。

ところが、しばらくたっても列には入りません。

左のレジが進むと少し左へ寄り、右のレジが進むと今度は右へ。私はその様子を見ながら、ようやく気づきました。

「早く空いたほうに入るつもりなのかな」

やがて、右側のレジの会計が終わりました。

「お次にお待ちの方、どうぞ」

店員さんが声をかけた瞬間、その女性はすっと右へ動きました。

右側の列で順番を待っていた人より先に、そのままレジへ入ったのです。

私は思わず、「そこから入るんだ」と驚きました。

けれど、周りの人は誰も何も言いませんでした。店員さんもそのまま会計を始めます。

私も声をかけることはできず、列を一つ前へ詰めて、自分の順番を待ちました。

数か月後、私も同じ場所を見ていた

それから何か月かして、朝に同じ店へ寄りました。

その日は乗りたい電車の時間が迫っていて、かなり急いでいました。

レジを見ると、また二つとも列ができています。

私は右と左を見比べました。

「どっちが早いだろう」

そう考えながら立っていると、気づかないうちに足が二つの列の間へ動いていました。

その瞬間、数か月前の女性の姿を思い出しました。

「あ、私も同じことをしようとしてる」

私はすぐに片方の列へ戻り、そのまま順番を待ちました。

会計を終えて急いで駅へ向かいましたが、結局、乗りたかった電車には間に合いませんでした。

その夜、妻にこの話をすると、笑いながら言われました。

「じゃあ、あの人のこと言えないね」

もちろん、列に並ばず、空いたレジへ先に入ることがいいとは思いません。

ただ、自分が急いだことで、「少しでも早いほうへ行きたい」と考えてしまう気持ちは分かりました。

あの日の女性にも、何か急ぐ事情があったのかもしれません。

それ以来、どちらのレジが早いか気になっても、まず片方を選んで最後尾に並ぶようにしています。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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