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「今日は黒のウェアなんだね」誰にも伝えていないはずの行動を知る男性に、背筋が冷えた瞬間

  • 2026.9.5
「今日は黒のウェアなんだね」誰にも伝えていないはずの行動を知る男性に、背筋が冷えた瞬間

顔を合わせるたび、声をかけられるようになった

三年ほど前、駅の近くにあるジムへ通っていました。

出勤前に寄ることが多く、フロアへ入る時間はだいたい決まっていました。

朝は利用する人もそれほど多くありません。その中に、私と同じくらいの年の男性が一人いて、よく顔を合わせていました。

話したことはほとんどなかったのですが、ある朝、すれ違ったときに声をかけられました。

「昨日は来なかったね」

確かに前日はジムを休んでいました。ただ、毎朝似た時間に通っていれば、顔を覚えられることもあるだろうと思いました。

それから、顔を合わせるたびに短い言葉をかけられるようになりました。

「今日は早いね」

「もう帰るの?」

挨拶の延長のような口調だったので、私も軽く返していました。

ただ、少しずつ気になることが増えていきました。私が使っているマシンの近くへ来ることが多くなり、別の場所へ移ると、しばらくして近くでトレーニングしていることもありました。

ある日は、私の使っている重りを見て、

「今日は軽めなんだね」

と言われました。

そのとき初めて、自分が思っていた以上に見られているのかもしれない、と感じました。

時間を変えても、また同じ場所で会った

その日の帰り、ロッカーで荷物を取ろうとしていると、後ろから声がしました。

「今日は黒のウェアなんだね、昨日は来なかったね」

振り返ると、あの男性でした。

昨日休んだことも、今日着ているウェアのことも、それぞれを言われただけなら不思議ではありません。それでも、それまでのことが重なっていたせいか、その言葉だけは妙に耳に残りました。

翌週から、私はジムへ行く時間を一時間ほど遅らせてみました。

数日は顔を合わせませんでしたが、四日ほどたった朝、フロアへ入ると、その男性がいました。

曜日を変えた日にも、また会いました。

もちろん、その人がもともと幅広い時間帯に通っていただけかもしれません。私に合わせていたと確かめたわけでもありません。

それでも、一度気になり始めると、近くに姿があるだけで落ち着かなくなってしまいました。

友人に話したこともあります。

「たまたま同じ時間に通ってるだけじゃない?」

そう言われると、否定できませんでした。話しかけられただけ。近くでトレーニングしていただけ。一つずつ見れば、どれも大きな出来事ではありません。

結局、私は別の店舗へ通うことにしました。

あの男性が本当に私の行動を気にしていたのか、それとも私が意識しすぎていただけなのかは、今も分かりません。

ただ、ロッカーの扉を開けるときだけは、今でも無意識に後ろを確認してしまいます。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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