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「今日は18時に帰るよね、あの店にもいたよね」誰にも話していない寄り道を知っていた、同僚からの連絡

  • 2026.9.4
「今日は18時に帰るよね、あの店にもいたよね」誰にも話していない寄り道を知っていた、同僚からの連絡

仕事だけだった連絡に、私生活の質問が増えていった

二十代のころ、勤めていた会社での話です。同じフロアに、少し年上の男性がいました。仕事で関わることがあり、連絡先を交換していました。

最初に届いていたのは、仕事の内容だけです。

「おつかれさまです。明日の資料は先に送りますね」

私も、「はい、助かります」と普通に返していました。

フロアで会えば会釈をする程度で、特別に親しい関係ではありません。仕事で必要な連絡が来ること自体は、何とも思っていませんでした。

ところが、そのうち内容が少しずつ変わっていきました。

「今日は何時に帰るんですか」

「休みの日は何してます?」

私はなるべく答えないようにしました。話題がないから聞いているだけかもしれないし、返さなければそのうち途切れるだろうと思っていたからです。

会社で顔を合わせても、長く話しかけられるわけではありません。それもあって、まだ深く考えてはいませんでした。

それでも、仕事とは関係のない連絡はなかなか減りませんでした。

誰にも話していない寄り道を、相手は知っていた

ある日、仕事帰りに普段は使わない店へ寄りました。家とも会社とも違う方向にあり、その日そこへ行くことは誰にも話していませんでした。

その夜、男性からメッセージが届きました。

「今日は18時に帰るよね、あの店にもいたよね」

一瞬、意味が分かりませんでした。

責めるような文章ではありません。まるで、帰りに雨が降っていたとでも話すような書き方でした。

だからこそ、私は何と返せばいいのか分からなくなりました。

しばらく迷ってから、一度だけ聞きました。

「どこかで会いましたか」

返ってきたのは、短い文章でした。

「たまたま見かけただけ。今日も18時で終わり」

本当に偶然だったのかもしれません。

同じ会社にいるのだから、普段の退勤時間を何となく知っていても不思議ではありません。

それでも、誰にも話していなかった寄り道まで知られていたことが、どうしても引っかかりました。

考えてみれば、私はその人の帰る時間も、休日の過ごし方も知りません。知っているのは名字と、会社で顔を合わせる相手だということくらいでした。

退勤時間が近づくと、またメッセージが届いた

それから私は、男性から届く連絡を意識するようになりました。

退勤時間が近づくころになると、こんなメッセージが届くことがありました。

「今日もそろそろ終わり?」

偶然だと思おうとしても、何度か続くと気になってしまいます。

休みの日には予定を聞かれることもありました。

私は返信を仕事の用件だけにしました。仕事と関係がなければ、そのまま返さないことも増えました。

それでも連絡が続いたため、一度だけ同僚に話しました。

同僚は少し黙ったあと、こう言いました。

「それ、ちょっと気をつけたほうがいいんじゃない」

その言葉を聞いて、自分が気にしすぎているだけではないのかもしれないと思いました。

今は別の職場にいます。男性からの連絡も、いつからか来なくなりました。

結局、あの日の店で本当に偶然見かけただけだったのか、それ以外にも私の行動を見ていたのかは分かりません。

ただ今でも、退勤時間が近づくと、ときどきスマートフォンの画面を確かめてしまいます。

あの人が、どこまで私のことを知っていたのか。それだけは、今も分からないままです。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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