1. トップ
  2. エピソード
  3. 「俺、アイスカフェオレって頼んだんだけど!」二度復唱したはずの注文。だが、客と言い分が食い違ったワケ

「俺、アイスカフェオレって頼んだんだけど!」二度復唱したはずの注文。だが、客と言い分が食い違ったワケ

  • 2026.9.5

注文を受けて、二度確認した

カフェで働きはじめて、半年ほどたったころのことです。注文を受けたら、商品名を復唱する。それは働きはじめたときから教えられていたことでした。

その日の午後、中年の男性のお客様が一人で来店されました。

「アイスコーヒー、一つ」

そう聞こえたので、私はいつもどおり確認しました。

「アイスコーヒーをおひとつですね」

男性は「うん」と返されました。

さらに会計の前にも、もう一度「アイスコーヒーをおひとつでよろしいでしょうか」と確認すると、男性はうなずきました。

私は氷を入れたグラスにコーヒーを注ぎ、カウンターへ出しました。

すると男性はグラスを見たあと、少し困ったような顔をしました。

「俺、アイスカフェオレって頼んだんだけど!」

一瞬、聞き間違えたのかと思いました。

しかし私は、二度とも「アイスコーヒー」と復唱したことを覚えています。そのとき男性も、特に言い直されませんでした。

ただ、男性の様子を見るかぎり、わざと違うことを言っているようには感じませんでした。本当にカフェオレを頼んだつもりなのだろうと思いました。

確認したことより、どうするかを先に聞いた

「申し訳ありません。お作り直ししましょうか」

私が尋ねると、男性は少し考えてから、セルフサービスの台を見ました。

「いや、ミルク自分で入れるからいいよ。レシートだけもらえる?」

私はレシートを渡しました。

「先ほど二度確認しました」と伝えることもできました。

でも、この場でどちらの記憶が正しいかを言い合っても仕方がないと思い、それ以上は何も言いませんでした。

男性はセルフサービスの台へ行き、コーヒーにミルクを入れてから席へ向かわれました。

しばらくして店内を見ると、普通にコーヒーを飲んでおられました。

帰るときにも特に何か言われることはなく、そのまま店を出ていかれました。

確認していても、記憶が食い違うことはある

当時の私は、「二度も復唱したのだから、こちらが間違えるはずはない」と考えていました。

もちろん確認することは大切です。ただ、人は自分が言ったことや聞いたことを、いつも正確に覚えているとは限りません。

相手が勘違いしていたのか、私が最初の注文を聞き違えていたのか、今となっては分かりません。

それでもあの日以来、確認した記録が自分の中にあっても、相手が違う認識をしているときは、まずどうすれば困らずに済むかを考えるようになりました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ