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パオロ・ソレンティーノ監督最新作!任期満了が近付く大統領の“決断”を描く人生賛歌『グラッツィア 大統領 最後の散歩』12月公開決定

  • 2026.9.2

パオロ・ソレンティーノが監督を務め、第82回ヴェネチア国際映画祭でトニ・セルヴィッロが主演男優賞を受賞した『グラッツィア 大統領 最後の散歩』が12月25日(金)より公開されることが決定。ビジュアルや本予告が到着した。

【写真を見る】イタリアの国宝級名優トニ・セルヴィッロが引退間際の大統領を熱演

【写真を見る】イタリアの国宝級名優トニ・セルヴィッロが引退間際の大統領を熱演 [c] The Apartment Srl / Numero 10 Srl / PiperFilm Srl {2025}
【写真を見る】イタリアの国宝級名優トニ・セルヴィッロが引退間際の大統領を熱演 [c] The Apartment Srl / Numero 10 Srl / PiperFilm Srl {2025}

イタリア共和国大統領マリアーノ・デ・サンティスの任期満了まで、あと6か月。完璧なフィナーレを望むマリアーノに突き付けられたのは、安楽死合法化法案への署名と、愛ゆえに罪を犯した2人の殺人犯からの恩赦の申請だった。敬虔なカトリック教徒、そして確固たる信念を持つ法律家として生きてきたマリアーノだったが、国家と国民の未来を大きく揺さぶる選択を前に立ち止まる。悩めるマリアーノの心を癒すと同時に苦しめるのは、亡き妻への尽きることのない愛と喪失の想いだ。法律顧問を務める娘や妻の秘密を知る旧友との対話、様々な人々との出会いを通して答えを探し続けるマリアーノは、大統領史上慣例のない驚くべき行動へと踏みだす。

マリアーノを演じるのは、ソレンティーノ監督とは7度目のタッグとなるイタリアの名優セルヴィッロ。権力者の孤独と民衆への慈愛、一人の父親かつ夫としての人間味あふれる感情を、雄弁な沈黙と繊細なたたずまいで体現し、ヴェネチア国際映画祭主演男優賞を受賞した。娘のドロテア役には『ダイヤモンド 私たちの衣装工房』(24)のアンナ・フェルゼッティ、強烈な印象を残す旧友役には『LORO(ローロ) 欲望のイタリア』(18)のミルヴィア・マリリアーノ。実力派俳優たちが、多彩な人間模様をユーモアと哀愁の絵筆で描きだす。

監督は『イル・ディーヴォ 魔王と呼ばれた男』(08)でカンヌ国際映画祭審査員賞、『グレート・ビューティー/追憶のローマ』(13)でアカデミー賞外国語映画賞を受賞し、イタリアを代表する映像作家からいまや21世紀の映画史にその名を刻む巨匠となったソレンティーノ。本作は現イタリア大統領セルジオ・マッタレッラが、アルツハイマー病を患う妻を殺害した高齢男性を恩赦したというニュースから想を得たという。

このたび解禁された予告編では、ミラノ・スカラ座、トリノ王宮、キアブレーゼ城、ヴァレンティーノ城、モンカリエーリ城、ヴィラ・メディチ、イタリア科学アカデミーなどイタリア屈指の歴史建築、文化施設が随所に登場。ポスタービジュアルも重厚で歴史ある執務室で思索に耽る大統領のビジュアルとなっていて、本作がこれまでのソレンティーノ作品の華麗な映像にさらなる品格を与え、壮麗な映像美に昇華させたことが伺える。

タイトルの“グラッツィア”とは、イタリア語で「恩赦」と「恩寵」の二重の意味を持つ。ソレンティーノは分身と言われるセルヴィッロと共に、一見特別な存在であるイタリア大統領の内面にどこまでも深く潜りこむことで、誰もが生きていくうえで抱える葛藤とジレンマ、愛と憎しみ、怒りと赦しの本質にたどり着く。

引退間近の大統領の決断を壮麗な映像美と共に描く本作。希望に満ちた人生賛歌をスクリーンで体感して!

文/サンクレイオ翼

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