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「俺の晩ごはんどうするん、卵くらいなら焼けるやろ」38度の熱でも台所に立った私。数日後、夫が初めて気づいた家事の重さ

  • 2026.9.2

38度の熱で寝ていた私に、夫が聞いたこと

結婚して数年たったころの話です。家事も育児も、気づけば私がすることのほうが多くなっていました。

夫も何もしないわけではありません。休日には子どもと遊びますし、頼めば手伝ってくれることもあります。ただ、自分から家のことを始めることはほとんどありませんでした。

そんなある日、私は朝から体が重く、午後には起きているのもつらくなりました。

体温を測ると38度。最低限のことだけ済ませて、寝室で横になっていました。

夕方になり、夫が仕事から帰ってきました。

寝室をのぞいた夫に「熱が38度ある」と伝えると、「そんなにあるんか」と少し驚いた顔をしました。

ところが、そのあとに続いたのは予想していなかった言葉でした。

「俺の晩ごはんどうするん。卵くらいなら焼けるやろ?」

夫としては、いつものように夕食について聞いただけだったのだと思います。

けれど、そのときの私は布団から起き上がるだけでもつらい状態でした。

「今日は自分で何かしてくれない?」

そう言えばよかったのですが、なぜか言葉が出ませんでした。

毎日私が用意してきたせいで、夫の中では夕食を作ることまで私の役目になっているのだと感じたからです。

結局、私は台所へ行き、卵を焼いて、冷蔵庫にあったものを並べました。

夫は私が何度も手を止めているのを見て、ようやく「そんなにしんどいなら、もういいよ」と言いました。

その言葉を聞いたとき、少しだけ腹が立ちました。

もういいと言われる前に、最初から自分で何とかしてほしかったのです。

熱が下がってから、初めて言葉にした

数日後、体調が戻ってから、私は夫にあの日のことを話しました。

「38度あるって言ったあとに晩ごはんのことを聞かれて、正直かなりつらかった」

夫は少し黙ってから、「そこまでしんどいと思ってなかった」と言いました。

私は続けました。

「あの日だけの話じゃないよ。私がやるのが当たり前になってることが、ずっとしんどかった」

夫は言い返しませんでした。

次の日、帰宅した夫は冷蔵庫を開け、自分で夕食の準備を始めました。

「今日は俺がやるわ。洗濯物もあとで畳むから」

できあがった料理は簡単なもので、洗濯物の畳み方も私とは違っていました。

それでも、夫が自分から動いていることがうれしかったのを覚えています。

洗濯物を畳みながら、夫がぽつりと言いました。

「これ、毎日やってたんやな」

その日からすべてが変わったわけではありません。それでも、夫が夕食を作ったり、洗濯物を畳んだりする日は少しずつ増えていきました。

あのときの私は、「言わなくても分かってほしい」と思っていたのだと思います。

でも夫は、私が何も言わなくても察してくれる人ではありませんでした。そして私も、何年も不満を言葉にしないままでした。

今では、しんどいときには「今日はお願い」と言います。夫も以前より、「何かやることある?」と聞くようになりました。

38度の熱を出したあの日は、夫婦の家事について初めてきちんと話すきっかけになった出来事です。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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