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「なんか臭い!変なニオイがするー!」乗客から悲鳴→運転士が確認すると…“網ポケット”に挟まっていたモノに唖然…

  • 2026.9.22
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出典:photoAC ※画像はイメージです。

こんにちは。送迎バスの運行管理やバス運転士の経験を持つVenus☆トラベルです。

20代後半から、送迎バスの運行請負会社に勤務していた私は、計13年ほど同じ仕事に携わりました。営業職として入社しましたが、運転士が不足すれば乗務も必要で、なんでもできるスーパーマンでなければなりませんでした。

そんな日々のなか、17年ほど前に乗務した私立学園の文化祭で、まさかの出来事に遭遇しました。

今回は、幼稚園児や小学生、保護者が乗車するスクールバスで起きた、異臭トラブルのお話を紹介します。

忙しい運行に疲れた私立学園の文化祭

幼稚園から中学校までエスカレーター式の私立学園で行われる文化祭では、例年6台のバスをフルに稼働させる運行が行われていました。

まだ、入社2年目に突入したばかりの私は、はじめてその文化祭のバス運転士を担当することになりました。乗車人数が多いことにドキドキしつつも、小さな子どもからしっかりした小学生まで、幅広い年代が乗車することに、ワクワクしたものです。

しかし、そんな思いはどこへやら。

保護者に付き添われた子ども達が駅から乗車し、満車になったら出発です。複数台で駅と学園をピストン輸送しているとはいえ、8:00から12:00まで、トイレ休憩以外、ほとんどバスを降りる間もないほど忙しかったのです。

さすがの私も、空腹と疲れには勝てず、入庫後バスのエンジンを切って、すぐに休憩に入りました。私は「忘れ物だけ」を確認すれば良いと思い込み、バスから降りてしまったのです。

このとき、しっかり車内の確認をしていれば良かったと悔やんでも、後の祭りでした。

午後からの運行で異臭騒ぎ!

文化祭の送迎バスは、午後からも駅とのピストン輸送であることは変わらないものの、学園発で乗車する人数も増えていきます。

保護者と共に、荷物をたくさん持った園児や生徒、学園文化祭の関係者など、さまざまな人がバスに乗り込んでいきました。

エンジンを切って入庫していたため、早めにエアコンをかけて正解だったと胸を撫でおろしました。

その日は、気温が高く、休憩中に車内は蒸し風呂のような暑さとなっていたからです。

乗車定員の半数くらいが乗った段階で、私も運転席へと乗り込みました。そのとき、後方の座席から子どもの声が聞こえてきました。

「えーなんか臭い!変なニオイがするー!」

その声を聞いた園児や小学生までもが、車内の異臭に気づいたようでした。しかし、その瞬間、外では早くバスを出発させろとジェスチャーが送られてきました。

とっさに私は

「危険物などではないので、後ほど臭いの原因については後ほど確認します。取り急ぎバスは出発しますので座席にご着席ください!」

と声をかけました。

運転席までは臭いが届いていなかったため、何が原因なのかわからないまま出発し、無事に駅へと到着しました。しかし、学園の名前が入ったスクールバスで、無意味に駅で長く停車することはできません。

幸いにも乗車する人はいなかったため、そのまま学園へ戻り、運転士たちへ事情を伝え、一旦バスを車庫へと入庫させ、車内確認を徹底しました。

そこで気づいたのは、思いもよらない場所にあったあるものです。

夏の食べ残しは危険だった

最後列から2列目の座席の網ポケットに、食べ物が入っているであろう袋を発見したのです。座って確認しようとすると、確かにその袋からは異臭が漂っています。

さすがに、中身までは確認する気になれなかったものの、 朝の点検時には確実になかったはずです。つまり、朝の送迎時間に置き去りにされたゴミが、車内の熱気で傷み、異臭の原因となったとしか考えられません。

一旦、ゴミ袋を取りに行くためバスを後にし、再び車内に戻ると納豆のような異臭が車内に充満していました。園児が臭いと大声を出したくなる気持ちに納得です。

その後、ゴミは捨てたものの車内にはしばらく臭いが留まってしまい、文化祭から数日たったある日、私は学校側からお叱りをいただくことになりました。

確かに、忘れ物ばかりに気を取られ、異臭やゴミに気づけなかった私に非があり、大いに反省しました。一方で、大勢の乗客が利用する車内を快適に保つためには、乗客の皆様のマナーと思いやりも欠かせないものだと痛感した出来事でもありました

マナーを守れば次の乗客も気持ちよく利用できる

バスの中で乗車マナーを守るのは、自分の安全や他人への配慮だけではありません。

次の人が乗車したとき、気持ちよく乗れるかどうかは、利用者1人ひとりにかかっています。どうしても運行中はすぐに確認できないことも多いのも事実です。

このような出来事を経験した私は、何かを利用するとき、次に利用する人の気持ちを考えながら行動するようにしています。


ライター:Venus☆トラベル

近畿地方でバスの運転に関わる仕事に携わって約12年、多くの送迎バスを運転しました。幼稚園や自治体、企業や施設など、それぞれの場所で学ぶことが多くありました。その反面、運転士視点で感じた心の声をリアルにお届けします。


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