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「最近、夜うるさかったやろ?」隣のテレビ音に悩んでいた私。だが、自分の部屋でできることを試してみた結果

  • 2026.9.2
「最近、夜うるさかったやろ?」隣のテレビ音に悩んでいた私。だが、自分の部屋でできることを試してみた結果

窓を閉めても、隣のテレビが聞こえてきた

引っ越したアパートの隣には、若い男性が住んでいました。廊下で顔を合わせれば「どうも」と会釈するくらいで、ほとんど話したことはありません。

ただ、その部屋はよく窓を開けていました。

テレビの音がそのまま外へ流れ、こちらが窓を閉めていても、内容がなんとなく分かるくらい聞こえることがあります。

最初は「アパートなら多少は仕方ない」と思っていました。

ところが夜、本を読んでいても、文字よりテレビの声が耳に入るようになりました。

「……また開いてるな」

隣で窓を開ける音がすると、そんなふうに考えてしまいます。休みの日まで音を気にするようになり、自分の部屋なのに落ち着けなくなっていました。

そこで私は管理会社へ相談しました。

「すみません。隣のテレビの音が結構聞こえてくるんです。特に夜が気になって……」

担当の方は、時間帯などを確認しながら話を聞いてくれました。

「夜は何時ごろが多いですか?」

「だいたい八時とか九時くらいです。窓を開けている日は、かなり聞こえます」

その後も気になる日が続き、私は何度か相談しました。担当の方もそのたびに対応してくれましたが、隣の窓が開いている日は、やはり音が入ってきます。

ある日、担当の方が少し申し訳なさそうな声で言いました。

「何度もご不便をおかけして、すみません。ただ、普通に生活されている中でのテレビの音や、窓の開け閉めまでは、こちらから強くお願いするのが難しいんです」

「そうですか…」

「もし窓のあたりから音が入っているようでしたら、お部屋側でできる対策もあるかもしれません」

正直、そのときは少しがっかりしました。

「結局、こっちで何とかするしかないのか」

電話を切ったあと、そんな気持ちにもなりました。

自分の部屋でできることを試してみた

ただ、窓の近くへ行くと、壁側にいるときよりテレビの音がはっきり聞こえます。

次の休みの日、私はホームセンターへ行き、窓の隙間をふさぐテープと厚手のカーテンを買いました。

「これで少しでも変わればいいけどな…」

サッシを拭いてテープを貼り、カーテンを掛け替えました。

完全に聞こえなくなったわけではありません。それでも、以前より音が少し遠くなったように感じました。

その日から、管理会社へ電話することもなくなりました。

それからしばらくして、暑さが少しやわらいだころです。

朝、ゴミを出しに行くと、ちょうど隣の男性も部屋から出てきました。

顔を合わせると、向こうから少し気まずそうに笑いました。

「あ、どうも。……最近、夜うるさかったやろ?」

突然言われて、私は少し驚きました。

「え?」

「俺、テレビつけたまま窓開けてたから。外出たとき、自分でも結構聞こえてるなって気づいて」

そう言って、頭をかくようなしぐさをしました。

「夜はなるべく閉めるようにしたわ。もう前ほど暑くないし」

私は直接、苦情を言ったことはありません。

「ああ、そうだったんですね」

それしか返せませんでしたが、胸の奥に引っかかっていたものが少し軽くなりました。

それから、部屋で隣のテレビを気にすることはほとんどなくなりました。

私が窓まわりを対策したことも、隣の方が窓を閉めるようになったことも、どちらも理由だと思います。

相手を変えてもらうことばかり考えていたころは、音がするたびに腹を立てていました。でも、自分でできることを試したことで、少し気持ちにも余裕ができました。

今はまた、自分の部屋で静かに本を読めるようになっています。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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