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自分の眠りの質を知るには…? 広がる睡眠の検査手段

  • 2026.9.1

近年、自身の眠りの質を知りたい、睡眠にまつわるトラブルを解決したいという想いから、睡眠検査を行う人が増えている。ここでは、アプリを使うものや自宅でできるタイプ、病院で受ける本格的な検査まで、さまざまな方法を紹介。気になる人はトライしてみよう。

教えていただいた方

内田 直

精神科医、日本睡眠学会総合専門医。「すなおクリニック」院長。早稲田大学名誉教授。生活から健康なメンタルヘルスを取り戻すことを掲げ、睡眠障害とメンタルヘルスの改善に努める。著書に『小説みたいに楽しく読める睡眠医学講義』(羊土社)など。

自宅でできる簡易型検査やアプリの活用もおすすめ

睡眠中の問題は気づきにくいもの。眠りの質が心配な人は検査もあり

「睡眠の状態を知りたい、改善したいという人は増えています」と言う精神科医の内田直先生。

「6月から、厚生労働省により病院で『睡眠障害』という名前を看板的に出せるようになり、『睡眠障害内科』『睡眠障害専門』などと正式に掲げられるようになったことも、関心を持つ人が増えている要因かもしれません。睡眠時無呼吸症候群や、手足が勝手にピクピクと動く周期性四肢運動障害は、眠りが浅くなるなど睡眠の質が低下する大きな要因に。こうした睡眠中のトラブルは自分ではなかなか気づけないため、日中に強い眠気が来るなど気になることがある人は、検査をしてみてもいいと思います」

検査といっても種類はさまざま。

「一番手軽な方法は、スマートウォッチや睡眠記録アプリなどを活用して、睡眠時間や睡眠リズムを調べる方法です。大掛かりなものでいうと病院に宿泊して検査するもの。ただ、医師の診断がないと受けられなかったり、保険適用外となり高額な費用がかかりやすいです。最近は自宅でできる簡易型検査も増えており、高い精度が期待できるものもあります」

気になることがある人は、規模や予算に合う方法で調べてみよう。

睡眠の検査が気になる方へ、3つの選択肢

アプリを活用

まずは日常で現状を知りたい

睡眠アプリで記録して睡眠時間やリズムを知ろう

睡眠時間や眠りの深さ、いびきなどを記録、目覚めやすいタイミングで起こしてくれる機能を搭載しているものも。アプリを搭載したスマホを枕元に置いて計測するタイプと、スマートウォッチなどのウェアラブルデバイスを活用するタイプが主流となっている。

【Example】「Pokémon Sleep」

枕元にスマートフォンを置いて、睡眠を計測・記録するアプリ。体の動きをもとに眠りのタイプを「うとうと」「すやすや」「ぐっすり」に分類、睡眠スコアも知ることができる。フィールドにいるカビゴンにきのみやごはんをあげて大きく育てたり、ポケモンたちの珍しい寝顔を寝顔図鑑に記録するなど、ゲーム要素も楽しい! 無料 iOS/Android対応 https://www.pokemonsleep.net/

自宅での検査

気軽に試してみたい

自宅で脳波や呼吸、心電図を測定。睡眠障害の発見に繋がることも

キットタイプの簡易型検査は、自宅でできる手軽さと高い精度が魅力。就寝時にセンサーやチューブを装着、いびきや呼吸、心拍、酸素飽和度などを測定。費用は検査範囲に応じてさまざまで、病院での検査よりはリーズナブルなことが多い。

【Example】「S’UIMIN」

頭に電極を装着し睡眠時の脳波を測定、AIで解析してくれる計測サービス。脳波計測の精度は、医療機関で行われているPSG検査とほぼ同等。機器は約3分で装着でき、操作もシンプル。専門家によるアドバイス付きレポートがもらえるプランも。Web完結の「簡易体験」は睡眠脳波の計測のみ1万3000円、血中酸素の同時計測で1万6000円。医療機関へ申し込む、より本格的な「睡眠検査」もあり。https://www.suimin.co.jp/

病院での検査

数値と医師のアドバイスまでしっかり知りたい

病院に泊まって精密に検査。基本的に医師の診断が必要に

病院に泊まって脳波や心電図、筋電図、眼球の動きなど、さまざまな情報を測定する。費用は保険適用で1万5000円ほど。別途入院費用も必要となるので注意しよう。自費診療の場合は5万円ほどが目安。ただケースにより異なるので詳しくは病院に問い合わせを。

【Example】「終夜睡眠ポリグラフ(PSG)検査」

病院やクリニックに1泊し、さまざまなセンサーや筋電図、心電図などを利用して、睡眠の深さの検出、呼吸、心拍のリズム、体の動きやいびき音などを細やかに計測。睡眠障害やその重症度、日中の眠気の原因などを探る。受診する医療機関の選び方は、例えば行きやすい場所など自由だが、「日本睡眠学会の総合専門医がいる施設で受けると安心です」(内田先生)。気になる人は検索を。

イラスト・とみながしんぺい 取材、文・重信 綾

anan 2508号(2026年8月19日発売)より

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