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愛猫と寝たいけれどぐっすり眠れない…睡眠のプロが教える、質を下げないための“3つの条件”とは

  • 2026.4.23
猫と一緒に熟睡できる?(画像はイメージ)
猫と一緒に熟睡できる?(画像はイメージ)

猫を飼っていて、一緒に寝ている人は多いと思います。愛猫の体温を感じて心がほぐれ、ゆっくり眠れるのではないでしょうか。一方で、猫と一緒に寝ても大丈夫なのか疑問に思う人も少なくないはず。猫と一緒に寝ることのメリット、デメリットや、睡眠の質を維持する方法について、上級睡眠健康指導士の山本智子さんに聞きました。

睡眠の質を落とすリスクも

Q.猫を飼っている人の中には、就寝時に猫を布団に入れる人がいます。猫を布団に入れて一緒に寝ると、どのようなメリット、デメリットがあるのでしょうか。

山本さん「猫を布団に入れるメリットは、『大好き』な存在と一緒に寝ることでストレスや不安が軽減されるなど、リラックス効果が期待できるでしょう。猫の温かさを感じて気持ちよく眠れるというのもあります。

デメリットとして、猫がいると思うと寝返りをためらったり、人間は寝たいのに猫が動き回ることで途中で目が覚めたり、睡眠の質が低下したりする可能性があります。

あとは衛生面です。猫の体にノミやダニが付いている場合、それらが布団に移るだけでなく人間をかむ可能性があります。また、人間が寝返りを打った際に、猫にぶつかったり、上に乗っかってしまったり、猫にけがをさせてしまったりする心配もあります。

猫には猫の、人間には人間の生活があります。お互いの睡眠を妨げてしまうのがデメリットである以上、別々で寝た方が望ましいと思います」

Q.もしどうしてもペットと寝たい場合、どう対処すればよいのでしょうか。眠りの質を低下させないための条件について、教えてください。

山本さん「まず、同じ布団の上でも、人間と猫の寝る場所を、きちんと分けるのが理想ですね。人間のベッドの横に設置して猫用スペースを拡張できる『継ぎ足しアイテム』も登場しています。そして、一緒に寝る以上、清潔さは欠かせません。寝具の洗濯頻度を増やし、猫のブラッシングも小まめにやる必要があると思います。

さらに、猫は夜行性の性質があるため、夜中に動き回ることがあります。寝室に自由に出入りできるかどうかも大切です。

ただ、これら3つの取り組みを全て実践するのは難しいと思います。ペット専用ドアが付いている住宅は少ないですし、猫が自由に出入りできるようにドアを少し開けておくと、冬場などは室温が下がってしまいます。

お互いにとって無理のない環境をつくるには、かなり工夫が必要だと思います」

Q.ちなみに、就寝時に肌寒いと感じた際、カイロのような暖かい物を布団の中に入れて寝ても問題はないのでしょうか。

山本さん「一番注意が必要なのが、低温やけどです。カイロのように心地よい温度の物であっても、同じ部位に触れ続ければ低温やけどを起こす危険性はゼロではありません。寝る前に体からちょっと離れた位置に置いたとしても、寝ているときには無意識に寝返りを打つので、低温やけどのリスクを完全に取り除くことは難しいです。

また、布団の中を温め続けると、深部体温の低下を妨げ、スムーズな寝付きの邪魔になってしまいます。布団の冷たさが気になる場合は、寝る前に布団を温めておき、就寝時には布団の外に出していただくのが安全の面でも理想的です」

* * *

猫も人間も、質の良い睡眠を取れなければ体調を崩してしまいます。お互いに大切な存在だからこそ、ストレスなく、快適な睡眠を取りたいですね。飼い主、愛猫それぞれにとってベストな方法を見つけてみてはいかがでしょうか。

オトナンサー編集部

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