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大坂なおみからビリー・ジーン・キングまで!女子テニス選手の華麗なる歴代ファッション16選

  • 2026.8.28
Getty Images

テニスコートは、ときにランウェイよりもドラマチック。大きなリボンやチュチュ、レースのミニドレスから、ラグジュアリーブランドとのコラボレーションまで、女子テニス選手たちはプレーだけでなく、その華麗なファッションでも観客を魅了してきた。

2026年8月31日(月)の全米オープン開幕に合わせて、大坂なおみやヴィーナス&セリーナ・ウィリアムズ姉妹、マリア・シャラポワ、ココ・ガウフらテニス界のレジェンドが披露した歴代オンコートルックを振り返り。さらに、ビリー・ジーン・キングを筆頭に、1960~80年代にテニスウェアの常識を覆してきた伝説的なスタイルもあわせてお届け。時代とともに進化を遂げてきた、女子テニスファッションの名ルック16選をさっそくチェックして!

Daniel Kopatsch / Getty Images

大坂なおみ|2026年ウィンブルドン選手権

ウォークオン(コートへの入場)ファッションのクイーン、大坂なおみ選手が2026年のウィンブルドン選手権で披露した圧巻のルック。東京を拠点に活動するデザイナー、ハナ・ヤギが手がけたのは、日本の伝統的な白無垢を現代的に再解釈した特注ピースだ。

ヴィンテージの白無垢やウエディングドレスを用い、鶴や桜の刺しゅう、たなびくリボン、かんざし、ミキモトのジュエリーまで、細部に日本文化へのオマージュが宿っている。

Shaun Brooks - CameraSport / Getty Images

ドラマチックなウォークオン衣装を脱ぐと、現れたのはナイキの真っ白なテニスドレス。日本の切り紙から着想を得たカッティングや立体的なアップリケを取り入れ、入場時の儀礼的なムードを競技ウェアへと自然にリンクさせた。ウィンブルドンの厳格なオールホワイトの規定を、色ではなく素材や立体感で攻略した見事なスタイリング!

Julian Finney / Getty Images

セリーナ・ウィリアムズ|2018年全米オープン

2018年の全米オープンでまとったのは、ヴァージル・アブローが手がけたナイキ×オフホワイトのクイーン・コレクション。ワンショルダーのスポーティなボディに、バレエのチュチュを思わせるラベンダーカラーのチュールスカートを重ね、足元には同色のハイカットスニーカーをスタイリングした。

1回戦では同型のブラックを着用し、色違いで魅せたのも印象的。ウィリアムズ選手は「強さと女性らしさを同時に感じられます」と語り、まるで妖精のようなルックのまま同大会で決勝まで勝ち進んだ。

Quinn Rooney / Getty Images

大坂なおみ|2026年全豪オープン

2026年全豪オープンの会場を騒然とさせたのが、ロバート・ウンによるウォークオンルック。つば広のハットにベール、ワイドパンツ、パラソルをすべて白で統一し、海中を漂うクラゲのような幻想的なシルエットを完成させた。インスピレーションのきっかけは、大坂選手が娘に絵本を読み聞かせていた際に目にしたクラゲだったという。

Shi Tang / Getty Images

白いレイヤーを脱いだ先には、その透明感や流動性を表現したナイキのターコイズブルー×グリーンのドレスが登場。揺れるフリルなどのディテールが、プレーするたびに水中を漂うようなしなやかな動きを生み出した。デザインにはクラゲに加え、2021年の同大会で彼女の顔に蝶が止まった有名な出来事もモチーフとして取り入れられている。

Caryn Levy / Getty Images

マリア・シャラポワ|2006年全米オープン

2006年全米オープンのナイトセッションを彩った、ナイキの伝説的なリトル・ブラック・ドレス。襟元にクリスタルを散りばめた端正なシルエットは、オードリー・ヘプバーンと映画『ティファニーで朝食を』が着想源だ。

大会史上初めてナイトマッチ専用にデザインされたテニスウェアであり、シャラポワ選手はこのドレスをまとって決勝でジュスティーヌ・エナンを撃破。見事、19歳で全米初優勝を果たした。

Julian Finney / Getty Images

ヴィーナス・ウィリアムズ|2010年全仏オープン

2010年の全仏オープンで初披露したのは、自身のブランド、イレブン・バイ・ヴィーナス・ウィリアムズのドレス。黒いレースと赤いトリミング、コルセット風のボディス、そしてチュチュのようなスカートは、ランジェリーを思わせるセンシュアルなデザイン。

肌になじむカラーのインナーによって、一見ネイキッドドレスのように見えるセンセーショナルなウェアは、当時大きな話題を呼んだ。

Robert Prange / Getty Images

大坂なおみ|2024年全米オープン

2024年の全米オープンでまとったのは、ナイキ×アンブッシュのカスタムウェア。鮮やかなライムグリーンにフリルのレイヤーを重ね、テニスウェアとは思えないほどロマンチックな一着に仕上がっている。大坂選手自身が掲げたテーマは、日本の原宿カルチャーや魔法少女だという。

Robert Prange / Getty Images

後ろ姿の主役は、ウエストを飾る特大のホワイトリボン。さらにシューズやヘッドフォン、バッグにまでリボンを散りばめ、見事なまでに独自の世界観を徹底した。

入場時には巨大なリボンを飾ったジャケットとチュールスカートも重ねており、本人は着替えながら「少しやりすぎたかも」と心配したそう。それでも、彼女にとってこの衣装は自身にパワーを与えてくれるスーパースーツのような存在だったと語っている。

Al Bello / Getty Images

セリーナ・ウィリアムズ|2004年全米オープン

2004年の全米オープンでウィリアムズ選手が披露したのは、ナイキのロックなブラックドレス。ネックラインからフロント、腰回りまでシルバーのスタッズをあしらい、足元には当時旬だったナイキ ショックスをベースにしたスニーカーに、膝丈の着脱式スリーブを組み合わせた特注のスニーカー・ブーツをオン。

普段からブーツを愛用していたという彼女のスタイルをヒントに、同ブランドのデザイナー、ウィルソン・スミスが考案した画期的なルックだ。

Mondadori Portfolio / Getty Images

ココ・ガウフ|2025年BNLイタリア国際

2025年BNLイタリア国際でデビューを飾った、ニューバランス×ミュウミュウのスペシャルなテニスウェア。本大会では、ネイビーとホワイトをベースに鮮やかなレッドをポイントで効かせ、クラシックなテニススタイルをモダンに再構築した。

ポロカラーとフレアスカートの端正なシルエットにミュウミュウのロゴをあしらい、コート上でもラグジュアリーブランドらしいプレッピーなムードを漂わせている。

足元は、ガウフ選手のシグネチャーモデルであるCoco CG2を両ブランドがアレンジした特別仕様。このコラボレーションを初披露したローマで、彼女は見事女子シングルス決勝まで勝ち進んだ。

Clive Brunskill / Getty Images

マリア・シャラポワ|2008年ウィンブルドン

2008年のウィンブルドンで、シャラポワ選手が選んだのはナイキのタキシードルック。ロンドンの伝統的なテーラリングからインスピレーションを得て、タキシードの胸当てを思わせるトップスに、繊細なピンストライプを施したテーラードショーツをコーディネートした。

メンズウェア好きを公言する彼女ならではのこなれ感あふれる一着で、グランドスラムにおいて彼女がショーツを着用したのはこれが初めてだった。

Fred Lee / Getty Images

アリーナ・サバレンカ|2026年全豪オープン

2026年全豪オープンでサバレンカ選手が着用したのは、ナイキによるナイキコート スラムドレス。オーストラリアのサーフカルチャーやスキューバウェアから着想を得た、ピンク、オレンジ、ブラックの大胆なカラーブロックとアシンメトリーなデザインが目を引く。

彼女自身も色選びに参加し、セリーナ・ウィリアムズ選手やマリア・シャラポワ選手が過去にまとったピンク&ピーチ系のウェアをブランド側にリクエストしたという。ハイネックのファンネルカラーや胸元のジップにも、スポーティなダイビングウェアのムードが漂っている。

Matthew Stockman / Getty Images

マリア・サッカリ|2021年WTAファイナルズ

2021年にメキシコ・グアダラハラで開催されたWTAファイナルズで着用した、アディダス×マリメッコのセットアップ。マリメッコを象徴するマイヤ・イソラのウニッコ柄を、大胆なブラック&ホワイトでテニスウェアに落とし込んだ。

タンクトップとフレアスカートというヘルシーでスポーティなシルエットだからこそ、アイコニックな花柄がモダンに映える。この大会でサッカリはギリシャ人女性として初めてWTAファイナルズに出場し、見事準決勝まで進出。シューズも同じくウニッコ柄があしらわれたアディダスのBarricadeで統一し、洗練されたスタイルを見せつけた。

getty images / Getty Images

アン・ホワイト|1985年ウィンブルドン

1985年のウィンブルドンでテニス界を騒然とさせたのが、真っ白なライクラ製のボディスーツ。首元から足首まで身体にフィットする当時としては異例のオールインワンで、本人によれば「肌寒いウィンブルドンで脚の筋肉を温めておくため」という実用的な目的もあったという。

ところが試合が日没で中断すると、大会側から翌日はより適切なテニスウェアを着るよう要請され、再開時にはスカート姿に変更することに。オールホワイトの規定は守っていたにもかかわらず物議を醸した、テニスファッション史に残る一着だ。

Mark Baker / Aflo

ベサニー・マテック=サンズ|2011年ウィンブルドン

2011年のウィンブルドンで披露した、テニス界のレディー・ガガの名にふさわしいウォークオンルック。レディー・ガガの衣装も手がけた英国人デザイナー、アレックス・ノーブルが制作した白いジャケットには、なんと半分にカットした12個のテニスボールを装飾! シルバーのスタッズや長いフリンジまで加えた、スポーツウェアというよりまるでクチュールのような一着。

あまりの重さに本人も「これを着てプレーはしませんから、心配しないでくださいね」と大会関係者に説明したほど。試合ではジャケットを脱いで、アンダーアーマーのアシンメトリーな白いドレスを着用し、実用性とおしゃれを両立させた。

Tony Triolo / Getty Images

クリス・エバート|1971年全米オープン

わずか16歳でグランドスラムデビューを果たした1971年の全米オープン。準決勝でビリー・ジーン・キングと対戦したクリス・エバートがまとったのは、地元フロリダのデザイナー、モンデッサ・スウィフトが手がけた真っ白なレースのミニドレスだった。繊細なレース、裾のフリル、低い位置で結んだポニーテールの大きな白いリボンというロマンチックな装いは、50年以上たった今もたびたび話題になる名ルック。

本人も後年「あのレースドレスはお気に入りでした」と振り返っている。初出場ながら準決勝まで勝ち進んだことで、エバートはプレーだけでなく、そのフェミニンなスタイルでも一躍スターの座へ駆け上がった。

Keystone / Getty Images

リア・ペリコリ|1965年ウィンブルドン

1965年のウィンブルドンでイタリアのリア・ペリコリ選手が披露したのは、テニスファッションの伝説的デザイナー、テッド・ティンリングによる超ミニドレス。ノースリーブのAラインに、裾いっぱいのローズモチーフとフリルをあしらい、幅広の白いヘッドバンドを合わせた、60年代らしいガーリーかつ大胆なスタイル。

当時のウィンブルドンではかなり挑発的な短さだったこともあり、大きな話題を呼んだ。ティンリングのミューズ的存在だった彼女は、ミンクや羽根、レースなどを用いた数々の奇抜なウェアでも知られ、自ら「プレーより服で有名になりました」と冗談めかして語っている。

Bettmann / Getty Images

ビリー・ジーン・キング|1973年バトル・オブ・ザ・セクシーズ

1973年9月20日、ヒューストン・アストロドームで元世界王者のボビー・リッグスと対戦した世紀の一戦、バトル・オブ・ザ・セクシーズ(男女対抗戦)で着用した、テッド・ティンリングのドレス。

淡いミントグリーンをベースに、胸元にはロイヤルブルーを配し、ラインストーンとスパンコールでVS(バージニア・スリム)のモチーフを刺しゅう。足元はロイヤルブルーのアディダスのシューズで統一し、細部まで計算されたコーディネートだった。

女性選手の実力を軽視する発言を繰り返していたリッグスをキング選手がストレートで破ったこの試合は、約3万人の観客と世界中のテレビ視聴者が見守った歴史的イベント。スポーツ史だけでなく、女性のエンパワーメントを象徴する衣装としても語り継がれている。

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