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世界最薄2.9mmが刻んだ物語に、幕。〈オーデマ ピゲ〉「ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー ウルトラ シン(RD#2)」

  • 2026.8.28
オーデマ ピゲのロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー ウルトラ シン(RD#2)

世界最薄の到達点、キャリバー5133

「RD#2」の物語の中心にあるのは、自社製キャリバー5133だ。2018年にプロトタイプとして初披露し、翌2019年に「ロイヤル オーク」コレクションへ加わった。発表当時、世界最薄のパーペチュアルカレンダームーブメントとして発表された本モデルは、〈オーデマ ピゲ〉における新世代の超薄型ウォッチの礎を築いてきた存在でもある。

そのムーブメントの薄さは、わずか2.9mm。直径32mm、256個の部品で構成する。従来3層構造で配置していたパーペチュアルカレンダー機構を、本ムーブメントでは1層に統合。〈オーデマ ピゲ〉には、それを可能にする特許保持の技術が2つあった。

ひとつは、月末カムと日付歯車の統合。日付歯車のなかに、他より深く刻まれた一本の歯を組み込み、月末の切り替わりで月表示を1目盛り進める仕組みとなる。もうひとつは、月カムと月表示機構の連結。従来は48カ月の月カムから月表示へと情報を伝える中間車が必要だったが、このカムを歯車としても機能させ、月表示の車を直接駆動する。深い曲線状の溝を持つ独自の形状となり、レバーの許容誤差を抑えて機構の信頼性も高めている。

約40時間のパワーリザーブを持つ自動巻き構造で、サファイアクリスタルのケースバック越しに、ロジウムトーンのローターを備えたムーブメントが姿を見せる。

さらに薄型化を追求するため、ダイヤル自体がブリッジの役割を果たす。パーペチュアルカレンダーが表す曜日、日付、ムーンフェイズ、うるう年、昼夜表示のすべてが、時と分の表示とともに、ダイヤル一枚に収まる仕組みとなる。

チタンとBMG、2つの現代素材が交わる最終章

ラストモデルは、その集大成を象徴する素材選定で締めくくる。サテン仕上げのチタン製ケースとブレスレット。ベゼル、ケースバック、ブレスレットのスタッズには、ポリッシュ仕上げのバルクメタリックガラス(BMG)を組み合わせる。ケース径41mm、ケース厚は6.2mm。チタンのマットな質感と、BMGの鏡面が対比を描く一本だ。

BMGは、〈オーデマ ピゲ〉が2021年に時計へ初めて導入した素材となる。主に半導体やゴルフ分野で用いられる金属ガラスは、数百種類におよぶ。〈オーデマ ピゲ〉は独自に、そのなかからパラジウムベースの合金を共同開発した。耐摩耗性と耐腐食性の高さに加え、ポリッシュ仕上げで生まれる輝きが特徴となる。

ピンクゴールドの色調のサンレイダイヤル。18Kピンクゴールド製のアワーマーカーと、蓄光加工を施した18Kホワイトゴールド製の針を配する。時分表示に加え、曜日、日付、ムーンフェイズ、うるう年、昼夜表示までのすべてを、1枚のダイヤルに収める。

その洗練された仕上げは、サンレイ模様を施したダイヤルにも及ぶ。ピンクゴールドの色調のダイヤルに、蓄光加工を施した18Kホワイトゴールド製の針と、18Kピンクゴールド製のアワーマーカーが、コントラストを描く。サファイアクリスタルのケースバックからは、ロジウムトーンのローターがケースと調和するムーブメントを眺めることができる。

このラストモデルの発表とともに、〈オーデマ ピゲ〉は「RD#2」に幕を下ろす。同コレクションで培ってきた技術研究、素材探究、美的洗練を体現する時計であり、同時に、長きにわたる超薄型カレンダーウォッチの歴史へ、敬意を表す一本ともなる。キャリバー5133が実現した1層構造の超薄型パーペチュアルカレンダーは、今後〈オーデマ ピゲ〉が展開する次世代のムーブメントの礎となっていく。

Information

オーデマ ピゲ ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー ウルトラ シン(RD#2)

直径41mm、厚さわずか6.2mmのケースに特許取得のキャリバー5133を搭載。サテン仕上げのチタンケースとブレスレットに、ポリッシュ仕上げのBMGをベゼルとブレスレットのスタッズに組み合わせる。価格要問い合わせ。

問い合わせ:www.audemarspiguet.com

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