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「50万円は、1年以内に必ず返すから」弟の結婚費用を貸した私。3年後、戻ってきたのが40万円だったワケ

  • 2026.8.23

「一生に一度だから」と自分に言い聞かせた

3年前、弟から久しぶりに電話がかかってきた。

結婚が決まったという報告のあと、弟は少し言いにくそうに、式や新婚旅行にかかるお金が足りないのだと話した。

「50万円は、1年以内に必ず返すから」

決して小さな金額ではない。断ることも考えた。それでも、式場も日取りも決まっていると聞くと、家族だし、一生に一度のことだからと思ってしまった。

私は少しずつ貯めていた貯金を崩し、50万円を用意した。

結婚式の日、弟はとても嬉しそうだった。私も姉としてご祝儀を別に包み、式が無事に終わったことにほっとした。

「貸してよかったのかもしれない」

そのときは、本当にそう思っていた。

1年を過ぎても、返済の話は出なかった

ところが、約束の1年が過ぎても、弟から返済についての連絡はなかった。

こちらからお金の話をするのは気が重く、しばらく待った。それでも何もないまま年末を迎え、私は思いきって聞いてみた。

「そろそろ返せそう?」

弟から返ってくるのは、「今月はちょっと厳しい」「もう少し待って」といった言葉だった。

催促するたびに、家族にお金を貸した自分まで責めているような気持ちになった。両親に相談したこともある。

母は困ったような顔で言った。

「兄弟なんだから、あまり責めないであげて」

母としては、二人の仲が悪くなるのを心配したのだと思う。それでも私には、自分だけが我慢するように言われた気がして、素直には受け止められなかった。

3年後に戻ってきたのは40万円だった

それから3年。ある日、弟から振り込みをしたというメッセージが届いた。

ようやく返してくれたのだと口座を確認すると、入っていたのは50万円ではなく、40万円だった。

続けて届いたメッセージには、こう書かれていた。

「残りの10万円は、ご祝儀ってことにしてもらえないかな」

私はしばらく画面を見つめた。

ご祝儀なら、結婚式の日にすでに別で渡している。50万円は、あくまで「1年以内に返す」という約束で貸したお金だった。

「ご祝儀は別に渡したよ」

そこまで打って、私は送信するのをやめた。

今さら10万円のことで家族の関係をこじらせるのも嫌だったし、3年間この話をするたびに感じてきた疲れもあった。

弟とは今も普通に話している。ただ、それ以来、家族であってもお金の貸し借りはしないと決めた。

結婚式の写真を見ると、嬉しそうな弟の顔と一緒に、あの50万円のことを少しだけ思い出す。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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