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「うちの駐車場に入れるのに邪魔だ」来客の車を注意した斜め向かいの男性。1か月後、思わず返してしまった言葉

  • 2026.10.3
「うちの駐車場に入れるのに邪魔だ」来客の車を注意した斜め向かいの男性。1か月後、思わず返してしまった言葉

狭い道を挟んだ、2軒の駐車場

わが家と斜め向かいの家は、幅の狭い住宅地の道路を挟んで建っています。

どちらの家にも駐車場がありますが、道路が狭いため、車を出し入れするときには何度か切り返すこともありました。

先月、友人が車で遊びに来たときのことです。

友人がわが家の駐車場へ車を入れようとしていたところ、ちょうど斜め向かいの男性も車で帰ってきました。

友人は何度かハンドルを切り直していて、そのあいだ男性の車は自宅の駐車場へ入れず、道路で待つ形になりました。

私が友人の車を誘導していると、男性が運転席の窓を開けました。

「そこに車があると、うちの駐車場に入れるのに邪魔なんだけど」

「すみません。もう少しで入ります」

友人も慌てて車を切り返します。

ところが男性は、少しいら立ったような声で続けました。

「こっちも帰ってきてるんだから、先に通してくれればいいでしょう」

「そうですね。すみませんでした」

私は友人にいったん車を前へ出してもらい、男性の車を先に通しました。

男性の言っていることも分からなくはありません。狭い道路ですから、お互いに譲り合わなければ車の出入りがしにくい場所なのです。

1か月後、今度は私が入れなかった

それから1か月ほどたった夕方、私が車で帰宅すると、斜め向かいの家の前に一台の車がありました。

男性の家を訪ねてきた客の車のようで、ちょうど駐車場へ入れようとしているところでした。

何度か切り返しているため、私は自宅の駐車場へ入ることができません。

しばらく待っていましたが、車はなかなか収まらず、斜め向かいの男性も外へ出てきて誘導を始めました。

その姿を見ているうちに、私は先月のことを思い出しました。

窓を開け、男性に声をかけます。

「すみません。そこに車があると、うちの駐車場に入れるのに邪魔なんですが」

男性がこちらを振り向きました。

一瞬きょとんとしたあと、私の車と客の車を交互に見ます。

そして、先月の自分の言葉を思い出したのか、少し気まずそうな顔になりました。

「…ああ、そうですね。すみません。先にどうぞ」

客の車を少し前へ動かしてもらい、私は自宅の駐車場へ入りました。

同じ立場になって分かったこと

翌日、男性が菓子折りを持ってわが家を訪ねてきました。

「昨日はすみません。それと……先月は、ちょっときつく言いすぎました」

「いえ。昨日は私も同じ立場になったので、よく分かりました」

私がそう返すと、男性は苦笑いしました。

「この道、狭いですからね。これからはお互い、車が重なったら声をかけましょう」

それ以来、どちらかの家に来客があり、車の出入りが重なったときには、無理に進まず声をかけるようになりました。

先週、男性の娘さんが車で来たときも、たまたま私の帰宅と重なりました。すると男性はすぐにこちらへ手を上げました。

「すみません、今すぐ動かしますから」

以前なら気まずくなっていた場面ですが、その日は私も「大丈夫ですよ」と笑って待つことができました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた60代以上男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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