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「もう着いたんだから、いいだろ」着陸直後すぐに荷物を取ろうとした男性。だが、乗務員が注意したワケ

  • 2026.8.22

サインは、まだ消えていなかった

家族旅行の帰り、私たちは飛行機に乗っていた。機体は無事に着陸し、ゆっくりと滑走路を進んでいた。

シートベルト着用のサインは、まだ点いたまま。

機内にも「お席を離れず、シートベルトをお締めのままお待ちください」という案内が流れていた。

ところが、その直後だった。通路を挟んだ斜め前の席で、一人の男性が立ち上がったのだ。

男性は頭上の棚を開け、自分の荷物を取り出そうとしている。機体はまだ動いていたため、私は思わずその様子を見つめた。

すると近くの客室乗務員が、すぐに男性へ声をかけた。

「恐れ入りますが、サインが消えるまでお座りください」

しかし男性は荷物に手をかけたまま、面倒そうに答えた。

「もう着いたんだから、いいだろ」

乗務員は、同じ注意を繰り返した

客室乗務員は声を荒らげなかった。

「安全のため、サインが消えるまではお席でお待ちください」

もう一度、落ち着いた声でそう伝えた。

男性は不満そうな表情を見せたものの、乗務員がその場を離れないと分かると、ようやく荷物から手を離した。

棚を閉め、無言で座席へ戻る。

「ご協力ありがとうございます」

乗務員は短くそう言うと、自分の持ち場へ戻っていった。

しばらくして機体が停止し、シートベルト着用のサインが消えた。

そこで初めて、周囲の乗客たちも立ち上がり、順番に荷物を取り出していく。

先ほどの男性も、その流れに続いていた。

強い言葉で責めなくても、安全のために必要なことは譲らない。客室乗務員の落ち着いた対応が、今でも印象に残っている。

※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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