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元教員ママの幼児期からできる「自制心」の育み方とは

  • 2026.8.12

「ママ、まだ?もう飽きたよ」「あとどれくらい?つまらなーい!」わが子とお出かけすると、車内や電車内で必ずと言ってもいいほど、聞く言葉ですよね。何度も「待ってね」と繰り返してしまうのはもはや日常茶飯事。ですが、このやりとりを繰り返していると「このままで、小学校に上がって授業中に、大人しく待てる子になるかしら……」と、わが子の将来にちょっぴり不安を感じてしまうことはないでしょうか。私のフォロワーさんからも「自分の気持ちをコントロールするにはどうしたらいいでしょうか」と実際に聞かれることが多い悩みです。こんにちは。まーやです。私は12年間元小学校教員として、現在は偏差値70台の5歳の娘の母として、幼児期の賢さの土台づくりを発信しています。先ほどあげた「自分の気持ちをちょっとガマンできる力」は今、注目されている非認知能力の中で「自制心」という力の一つです。もっと簡単に言うと、心のブレーキのことだと思ってください。この力、生活をしていく上でとても重要だと言われています。たとえば、お友達関係でつい手が出てしまったり、ひどい言葉を言ってしまったりという、人間関係のトラブル。この自制心があると、衝動的に出てきそうな相手を傷つけてしまう言動にブレーキがかかるため、より良い友達関係が築けるかどうかも左右するくらいとても大切な力だととらえることもできます。また他には、小学校のテスト勉強や、これから待ち受けている受験勉強。「テレビを見たい」などとやりたいことがあるけど、今は我慢してやるべきことに向かう力もこの自制心が大きく関わっているんです。今回は、わが家の子育ての経験をもとに自制心はどのようにして育んでいけばいいのか経験をもとにお話しするので、参考にしてみてくださいね。

自制心をはかるテストがある?

マシュマロテストというものをご存知でしょうか。子どもの目の前にマシュマロを置いて「15分間我慢したら、マシュマロが2個食べれるよ。今食べてもいいし、待って増やしてもどちらでもいいよ。」と子どもに選択を任せ、どのような行動をするのかを見るテストのことです。マシュマロテストは、かつては幼児期の子どもがどれくらい自制心があるのかを見るテストととらえられがちでした。しかし、今では「子どもが安心して未来の報酬を信じられる環境があるか」、そして「誘惑から目をそらすような具体的なスキルを、周りの環境や関わりによって育んでいけるか」という、環境と関わりの重要性を教えてくれるレッスンとして再評価されています。娘が4歳になった頃、このマシュマロ実験をしてみようと思い、娘が好きなマシュマロをやってみたのですが…。

マシュマロ実験をした結果

どのような結果になるのだろう?と以前からマシュマロテストを知っていた私はある日「マシュマロを使ってゲームしない?」と、当時4歳の娘に聞いてみました。マシュマロが大好きな娘はノリノリです。「最後まで待って、マシュマロ2個もらう!」と宣言して臨みました。15分間、目の前のタイマーを見ながら、時が過ぎるのを待つ娘。4歳が待つにしてはとても長い15分間です。大好きなマシュマロが目の前にあるのを我慢して、宣言通りに、マシュマロを2個ゲットすることができました。「なぜ我慢できたの?」「2個食べたかったから!」「待っている間に、工夫したことはある?」「違うことを考えてたよ」とインタビューすると教えてくれました。4歳でも自制心を働かせることができるのだと改めて感心しました。実験テストを最後まで娘ががまんできたとき「わが家で取り組んできたことは何だろう?」と振り返ってみました。これが正解というわけではなく、あくまでも自制心を育てるための取り組みの一つの例として参考にしてみてください。

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おやつを渡して任せてみる

娘が2歳を過ぎ、大人の言うことがだいたい理解できるようになってきた頃。車でお出かけする際には、小さな袋におやつを数個入れて「これはちびまやちゃんのおやつだよ。車でこれから出かけるときの、行く時と帰る時の分のおやつだからね。行く時に全部食べてもいいし、帰る時の分を残しておいてもいいよ。」と言いながら娘に渡していました。今思えば、マシュマロテストと似たようなことをしていたなぁと思います。娘は、帰るときも食べたい派だったので「帰りの分のおやつは何個残しておく?」という声かけもしていました。今では旅行に行く時のおやつも自分で用意する娘。いつ食べるかなども全部任せていますが、一気に全部食べるのではなく「あと残りは帰りに食べよう」と自分で考えながら食べているようです。当たり前のことかもしれませんし、ほんのわずかなことですが、こういう積み重ねが大切なのかもしれないなと娘を見ていて思います。

夢の国が自制心を育むきっかけに?

私が好きなこともあり、娘のディズニーデビューは0歳でした。とても人気なだけに、様々なアトラクションの待ち時間がとても長いですよね。今思い返せば、夢の国でも自制心を育む関わりをしていたなぁと思います。ぐずられてしまうとこちらも大変なので、待ち時間を飽きさせないための声かけは常に意識していました。たとえば、ショーやパレードが始まるまでに数十分、待つことはよくありますよね。やっぱり子どもとしては早く見たいから「ママまだ始まらないの?」と聞かれることもよくありました。そんな時にはよく「今ミッキーさんは、ステージの裏でストレッチをしてかっこよくダンスができるようにしているんだよ。ドナルドはお昼ご飯をあわてて食べているかもしれないねぇ。」と、見えないものを想像力を働かせてワクワクしながら待てるような、声かけをしていました。こういうことを繰り返していると、娘も待ち時間に「今ミッキーはダンスを踊る前だから、準備運動をしているのかな?」と笑顔で待てるように。

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また今年の春に行った際には「いろんな待ち時間があるけど、何をして待つか自分で考えて、持っていくものを用意してごらん。」と自分で持ち物を考えさせてみました。娘が選んだのはなんと自由画帳と色鉛筆のみ。「それで何時間もの待ち時間、待てるの?」と正直思いましたが、口出しするのをグッと堪えました。実際にどうだったかといいますと、開園時間までの数時間やパレードの待ち時間、料理ができるまでの間など、自分で自由画帳を出しては、ディズニーの思い出を絵にしたり、自分で楽しんで待つことができていたんです。早朝の開演待ちの列や、パレードの待ち時間に床に自由画帳を広げて、絵を描いている子はどこを探してもわが子しかいませんでしたが(笑)。「好き」なことをしながら待てる、そんな娘の姿はどこかたくましく、誇らしい気持ちでした。私は、自制心はいかに先のことを考えて、待てるかどうかの力だと考えています。今我慢(努力)すれば、この先もっといいことがあると想像することで、子どもたちは待てるようになるし、その声かけを幼児期にいかにできるかが親の腕の見せどころだなと思っています。「今食べたらマシュマロ1個しか食べれなくなるよ。」「まだまだ?ってしつこいよ。もう少し静かに待ちなさい。」と余裕がなくなるとつい否定的な言葉で言いたくなってしまいますが、今頑張ったらどんないいことがあるか、待ってる間にどんなことをしていたらいいのかといったプラスの声かけに変えることで、自制心は少しずつ育まれていくと思っています。この自制心はすぐ生まれるものではないし、一進一退を繰り返すこともあります。ですが、ママの声かけ一つ一つが積み重なっていくことによって、お子さんの自分の感情をコントロールして頑張れる力が身についたら素敵ですよね。「にんじんさん苦手だけど、食べたらお馬さんやうさぎさんのように走ったり跳んだりするのが早くなるかもしれないよ。1個頑張って食べてみようか。」そんなふうに余裕がある時には、ぜひ頑張ったらこんないいことがあるよと、声かけをしてみてくださいね。

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Instagram:まーや(@ma_ya.chiiku)

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