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「宿、この3つならどれがいい?」に既読だけがついた日、私は幹事を降りた

  • 2026.8.10
ハウコレ

幹事を代わってほしいと送ったあと、着信の画面に出た名前を見て、私は少しためらいました。電話口で、返事を避けていた理由を初めて聞きました。

増えない返信、増える既読

学生時代の友人4人で、久しぶりに旅行へ行こうという話がまとまりました。日程調整の表を作り、行き先の候補を出したのは私です。誰かが進めなければ予定が決まらないと思い、幹事を引き受けました。宿を探し、料金や部屋の写真を比較して、「宿、この3つならどれがいい?」とグループチャットへ送りました。既読は3になりましたが、返事は1つも来ません。すぐには決められないのだろうと思い、私は待ちました。ところが、別の話題には全員がすぐ反応します。私の質問だけが、話題の下へ流れていきました。

私だけが張り切っている

数日後、乗り換えや所要時間をまとめた行程の下書きを送りました。今度も既読だけが増え、誰からも意見は届きませんでした。仕切りたがりだと思われているのかもしれない。候補の出し方が押しつけがましかったのかもしれない。そう考え始めると、自分が送ったメッセージばかり読み返すようになりました。みんなで行く旅行なのに、私だけが楽しみにしているように思えました。旅行のチャットを開くたび、また返事がないことを確認するのがつらくなっていきました。

幹事を降りると送った私

迷った末に、「ごめん、幹事は誰かに代わってもらえないかな」と送りました。みんなを責めたいわけではありません。ただ、これ以上1人で計画を進めたくありませんでした。

すると数分後、友人から電話がかかってきました。出るか迷いましたが、私は通話ボタンを押しました。彼女は「予算が厳しいって、ずっと言い出せなかったの」と話しました。私が選んだ3つの宿は、どれも彼女には高すぎたそうです。さらに、ほかの2人へ個別に相談していたことも打ち明けられました。3人で予算を下げたいと話していたものの、誰が私へ伝えるか決められず、グループでは返事をしないままになっていたそうです。

そして...

事情を聞けてよかったとは、すぐには思えませんでした。予算を言いにくかった気持ちは分かります。それでも、私だけを外して相談し、返事をしない状態が続いていた事実は残ります。翌週、4人で予算の上限を決め直しました。新しい条件での宿探しは、電話をくれた友人が引き受けてくれました。今度は、彼女から宿の比較表が届く番です。私はすぐに候補を確認し、自分の希望を返すつもりです。計画を進める役目だけでなく、返事をする役目も、4人で分けたいと思っています。

(30代女性・事務職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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