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「卵を2つ分けてもらえない?」何度も頼みに来る近所の女性。だが、大量のお返しを思わず断ったワケ

  • 2026.8.11

「卵を少し分けてもらえない?」

数軒離れた家に、一人暮らしの年配の女性が住んでいます。

顔を合わせればあいさつをする程度の、ごく普通のご近所付き合いでした。

ある日の夕方、その女性が突然わが家を訪ねてきました。

「悪いんだけど、卵を2つ分けてもらえない?」

ちょうど夕食を作っていたところで、買い忘れてしまったのだそうです。

わが家にはまだ十分残っていたため、「それくらいなら」と2個渡しました。

「助かるわ。今度返すからね」

そう言われましたが、卵2個程度のことです。私は特に気にしていませんでした。

数日後、その女性はスーパーの袋に入ったお菓子を持ってきて、「この前のお礼」と渡してくれました。

わざわざお礼を用意してくれたことに恐縮しつつ、そのときはありがたく受け取りました。

少しずつ増えていったお願い

ところが、それからしばらくすると、似たようなことが何度か続くようになりました。

「お醤油、少しだけ分けてもらえる?」

「牛乳、ちょっと余ってない?」

頼まれるのは、どれも少量です。毎週のように来るわけでもなかったため、最初のうちは断るほどでもないと思っていました。

その代わり、後日になると個包装のお菓子や果物などを「この前のお礼」と持ってきてくれます。

ただ、こちらが必要としている物とは限りません。

食べ切れずに困ることもあり、次第に「物をもらうくらいなら、最初から自分の家の分は自分で用意したい」と思うようになりました。

それでも、顔見知りの近所の人を相手に、なかなかはっきりとは言えませんでした。

玄関先で初めて断った日

そんなある日の夕方、またインターホンが鳴りました。

玄関を開けると、いつもの女性が立っています。

「ごめんね。卵、2つくらいない?」

その日はわが家も残りが少なく、翌朝の朝食に使う予定でした。

私は少し迷いましたが、今回は正直に伝えることにしました。

「すみません。うちも明日の分しか残っていないので、今日はお分けできないんです」

すると女性は「あら、そうなの」と少し意外そうな顔をしました。

そこで私は続けました。

「それと、これからは食べ物の貸し借りはなしにしませんか。あとでお礼をいただくのも、かえって申し訳なくて」

強く言ったつもりはありません。ただ、曖昧なままにしていると、これからも同じことが続きそうだと思ったのです。

女性は少し黙ったあと、「そうね。気を遣わせてたのね」と答えました。

その日はそれだけで会話が終わりました。

近所付き合いにも、ちょうどいい距離がある

それ以降、その女性が食材を借りに来ることはなくなりました。

道で顔を合わせれば、今まで通り「こんにちは」とあいさつをします。

気まずくなるのではないかと少し心配していましたが、関係そのものが悪くなることもありませんでした。

以前の私は、「これくらいなら」と思って頼まれるたびに応じていました。

けれど、小さなことでも回数が重なると、負担に感じることがあります。

無理をして付き合い続けるよりも、困っていることを早めに伝えたほうが、お互いに気持ちよく付き合える場合もあるのだと感じた出来事でした。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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