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「野菜が育つ時期だけだから」隣人の家庭菜園。だが、敷地をまたいで作業をしていた隣人に母が伝えたこと

  • 2026.8.10
「野菜が育つ時期だけだから」隣人の家庭菜園。だが、敷地をまたいで作業をしていた隣人に母が伝えたこと

少しずつ近づいてきた家庭菜園

結婚して実家を出た私は、月に一度ほど母の様子を見に帰っています。

隣の家では昔から家庭菜園をしていて、春になるとトマトやキュウリ、ナスなどが植えられます。

以前は敷地の奥だけで育てていたのですが、数年前から畑が少しずつ実家との境界近くまで広がるようになりました。

最初に母が気にしたのは、野菜を支えるための支柱でした。

境界沿いに立てた支柱が傾き、実家側の庭へ何本か飛び出していたのです。

「まあ、野菜が育つ時期だけだから」

母はそう言って、しばらくそのままにしていました。

ところが夏になると、今度はキュウリのつるが境界を越えて伸び、実家側の植木に絡むようになりました。

母が隣家の女性に「つるがこっちまで来ているみたいですよ」と伝えると、「あとで直しておきますね」と返事があり、その日はそれで終わりました。

数日後にはつるも支柱も元に戻されていたため、母も特に気にしていなかったそうです。

庭にいた隣人を見て驚いた

問題が起きたのは、それからしばらく経った朝でした。

母が家の中で洗濯物をまとめていると、庭から物音が聞こえてきました。

窓から見ると、隣家の女性が実家側の庭に入り、境界を越えて伸びたキュウリのつるを直していたのです。

母は驚いて外へ出ました。

「どうしたんですか?」

すると隣人は悪びれた様子もなく答えました。

「こっちに伸びちゃったから、ちょっと直してたの」

母は一瞬迷ったそうですが、このまま何も言わなければ、また同じことが起きるかもしれないと思ったといいます。

「直してもらうのはありがたいんですけど、ここはうちの敷地なので、入る前に声をかけてもらえますか」

すると隣人は少し不満そうな顔をしました。

「そんな大げさな。ほんの少し入っただけじゃない」

母もそこで初めて表情を変えました。

「少しでも、留守のときに勝手に入られるのは困ります」

庭先が一瞬、静かになったそうです。

その後、母は境界近くに残っていた古い境界標を一緒に確認し、野菜の支柱やネットも少し隣家側へ下げてもらうことにしました。

隣人も最後には「分かりました」と答え、その日は自宅側へ戻っていきました。

それ以来、家庭菜園の支柱は境界から少し離して立てられるようになり、つるが伸びてきたときも、隣人が自分の敷地側から手入れするようになりました。

母は「野菜が伸びてくるくらいなら気にしなかったけど、勝手に庭へ入られるのは別の話よ」と言います。

近所だからこそ、小さなことをどこまで許すのかは難しいものです。曖昧なままにせず、越えてほしくない一線だけは伝える必要があるのだと感じた出来事でした。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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