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勝手に車を使う弟に限界──事故寸前でも反省ゼロ、その時“母”が一言

  • 2026.5.11

無断で車を使い続ける弟の非常識な行動に、ついに限界を迎えた女性。
事故寸前の出来事をきっかけに開かれた家族会議でも反省の色はなし。
でも、意外な人物の一言が事態を動かすことに──。
今回は筆者の友人から聞いた考えさせられるエピソードをご紹介します。

画像: 勝手に車を使う弟に限界──事故寸前でも反省ゼロ、その時“母”が一言

勝手に借りていく弟

歳の離れた弟には昔から“家族の物をちょっと借りる癖”がありました。

漫画や服くらいならまだよかったものの、社会人になってからは私の車まで勝手に使うように。

鍵を隠しても、優しい母に泣きついてスペアキーを借りて勝手に持ち出す始末。

母にも渡さないよう伝えるのですが、そのやり取りを見ていた弟から非難されるのです。

「姉ちゃんちょっと意地悪だね」
「姉弟だし別にいいでしょ」

何度注意しても繰り返し勝手に私のものを借りていく弟に、正直お手上げ状態になっていました。

反省の色なし

そんなある日、弟が私の車で出かけたあと、バンパーに傷がついているのを見つけた私。

見覚えのない傷を弟に尋ねると、
「家の壁にちょっと擦っちゃった」
と悪びれもせずに言うではありませんか!

それでも謝る様子はなく、
「直すほどじゃないでしょ」
「この機会に買い直せば?」
と笑って茶化すだけ。

さすがに怒って家族会議を開くことに。

これまでのことも含め改めて厳しく弟の行動を非難したものの、相変わらず
「姉弟だし助け合おうよ」
と言い訳する弟。

母の一声

そんななか、母が鋭く冷たい声でこう弟に言い放ちました。

「家族だからって、人の物を大事にしない人には誰も貸さなくなるよ」

いつも優しい母の厳しい表情を見て黙る弟。

そのまま母は続けて弟を厳しく叱ってくれたのです。

母が誰かに向けて怒りを露わにする姿を見ることはほぼなく、実際弟が怒られたのも数年ぶりのことでした。

「いつまでも家族に甘えていないで自立しなさい!」
「まずはお姉ちゃんに謝ってきちんと誠意を見せなさい」

そして母は振り返って私に向き合い、
「母さんもあなたに無断で鍵を貸してしまってごめんなさい」
と謝罪してくれたのです。

反省

すると翌週、自分の貯金で修理代を払いに行った弟。

さらにそれを機に、自分の中古車を買い、改めて私にも謝罪してくれたのです。

家族だから何でも許されると思っていた弟も、母の厳しい一声で愚かな行いに気づき、少しだけ大人になったようでほっとした私。

家族としての在り方を改めて考えさせられた出来事でした。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にFTNでヒアリングと執筆を行う。

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