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「ディズニー・ワールド・ビート 2026」全国ツアー開幕! 5周年記念は過去ハイライト&クルーズ旅を大満喫!【潜入レポート】

  • 2026.8.7
「ディズニー・ワールド・ビート 2026」の様子 写真:Presentation licensed by Disney Concerts (C)Disney width=
「ディズニー・ワールド・ビート 2026」の様子 写真:Presentation licensed by Disney Concerts (C)Disney

ディズニー音楽を豪華ビッグバンドのグルービーかつ大迫力のサウンドでお届けする「ディズニー・ワールド・ビート」。お馴染みの名曲の数々を、ジャズを筆頭にラテン、ソウルなど、バラエティー豊かなリズムへと大胆にアレンジ!遊び心あふれたスコアを、実力派バンドメンバーとシンガーの圧巻パフォーマンスで披露する人気のコンサートツアーが今年も開幕した(8月29日(土)まで、全16公演を予定)。7月29日(水)、サンシティ越谷市民ホール 大ホール(埼玉県)で迎えたプレミア・ナイト前夜に行われた、公開リハーサルの模様をレポートしよう!音楽監督兼バンドリーダーとして、総勢21名の出演者を率いるブラッド・ケリーさんへ終了直後に行ったインタビューのコメントも紹介するので、ぜひ最後までご一読ください!

【写真】名曲のオンパレード!「ディズニー・ワールド・ビート 2026」の様子

◆第1部:5th Anniversaryは過去の選りすぐりナンバーを披露!

2019年に3公演からスタート。コロナ禍により20年、21年と休止を余儀なくされたものの、22年の再開後は回を重ねるごとにツアーの規模も大きくなっている「ディズニー・ワールド・ビート」。記念すべき5th Anniversaryとなった今年は第1部で、過去に演奏して好評だったナンバーを厳選して演奏するという。どんな名曲が飛び出すのか、期待に胸が高まる!

ステージに登場したブラッド・ケリーさん(以下ブラッドさん)が深々とお辞儀をしたと思ったら、バンドメンバーに向けて「ワン、ツー!」と合図を出して、『ピーター・パン』より「右から2番目の星」の演奏をすぐに開始。1953年公開の本作冒頭で、美しいクラシック音楽の調べとして披露されるナンバーが、ここでは超カッコいいジャジーな曲調で奏でられる。「あれ、これってあのオープニングの美しいナンバーだよな?」と一瞬不安になってしまう。それほど大胆なアレンジが施され、聴き慣れたはずの楽曲が新感覚で堪能できるのが、「ディズニー・ワールド・ビート」の大きな魅力の1つだ。

その後に続いて披露される「ビビディ・バビディ・ブー」(『シンデレラ』より)「美女と野獣」(『美女と野獣』より)も、オリジナルとはずいぶん違った景色を見えるアレンジ・演奏で、その意外さが、だんだん心地よくなってくるのが不思議(これもブラッドさんのアレンジの手腕の賜物なのだろうが)。スクリーンに映し出される、ベルと野獣の2人きりの舞踏会シーンを眺めながら「もっとくだけた、こっちのバージョンで踊っていたら、2人の距離も速攻縮まってたのでは?」などと、お節介な妄想までしてしまった(苦笑)。

次の「チム・チム・チェリー」(『メリー・ポピンズ』より)は、アメリカ・ロサンゼルスを拠点に活躍する歌手4名が登場、「うぁ、歌ウマっ!」「美声すぎ!」と実力が即座にわかるハーモニーを披露してくれる。『プリンセスと魔法のキス』からの「もうすぐ人間だ」(ブラッドさんが歌う場面も!)や『Mr.インクレディブル』からの「スーパー・クレジット」、『おしゃれキャット』からの「みんなネコになりたいのさ」は、元々のスコアがジャズナンバーなので、ビッグバンドの真骨頂が存分に発揮できる見せ場の1つ。トランペット、トロンボーン、サキソフォンといったホーンセクションと、ピアノ、ギター、ベース、ドラム、パーカッションといったリズムセクション担当のバンドメンバーの17名が、代わる代わるソロをとってアドリブで即興演奏する場面は必見&必聴だ。「普段は自分がバンドリーダーを務めるようなトッププレイヤーが集結。しかもスケジュールの都合で交代を余儀なくされたケースを除いて、ほぼ全員が2022年から参加してくれており、チームワークも抜群!」と音楽監督が満面の笑みで教えてくれた、ブラッド・ケリー・ビッグバンドの面々の超絶技巧にご注目を!

ほかにも『わんわん物語』から「ベラ・ノッテ」、『ライオン・キング』から「王様になるのが待ちきれない」が、カリフォルニア・ディズニーランド・リゾートにあるアトラクションのテーマソングが「Disneyland Jazz Medley」と題して4曲演奏されたりと、多彩な構成で全く飽きがこない。ブラッドさんが日本語でMCを担当しているのも、ただただリスペクト。一昨年、日本語検定5級に見事合格したブラッドさんは昨年4級を受験したのだとか。点数の画像付きで合否が紹介されるが、その結果は会場で見届けてあげて。

第1部ラストを飾るのは、ジャズのスタンダード・ナンバーとして有名な「シング・シング・シング」。ドラムをはじめ、ご機嫌な掛け合いが展開。客席から一緒にリズムをとりながら、ノリノリで楽しめる時間だ。

第2部:音楽でめぐる“南国クルーズの旅”

真夏の開催となった「ディズニー・ワールド・ビート」の第2部のテーマは南国クルーズ! スタートを飾るのは、今年25周年を迎えた東京ディズニーシー(R)のテーマソングだ。軽妙なこちらの楽曲を作曲したのは何とブラッドさんなのだそう。「ディズニー・オン・クラシック」の指揮・編曲を務めたのち、「ディズニー・ワールド・ビート」を立ち上げ、第二の故郷と愛してやまない日本との“コラボレーション”を続ける彼の原点とも言えるナンバーを聴けるのは、ファンにはきっとたまらないはず。

続いて「リメンバー・ミー」(『リメンバー・ミー』より)でメキシコ、「ブラジルの水彩画」(『ラテン・アメリカの旅』より)でブラジル、「秘密のブルーノ」(『ミラベルと魔法だらけの家』より)でコロンビアを“訪問”。ラテン・テイストのナンバーは、この暑い季節にドンピシャ! しばしリゾート気分が味わえること間違いなしだ。

南国リゾート気分にどっぷり浸ったお次は、「ディズニー・マンボ#5」が演奏される。ついつい踊り出したくなってしまうくらい、軽快でリズミカルなこちらのナンバーでは、会場を左右2つにわけてのダンス・チャンレンジが繰り広げられる。ダンサーでもある出演歌手マンディ・ディクソンさんによるかわいい振り付けを教わりながら(簡単なので誰でもできるはず!)、どちらのチームがより上手に、かつ激しく踊れるかを競うコンテストだ。リーダー役として舞台に上がり踊ってくれる2名を観客から募るので、目立ちたがり屋の人たちは、ぜひ元気に挙手を!

続いて『リトル・マーメイド』から「パート・オブ・ユア・ワールド」「キス・ザ・ガール」「アンダー・ザ・シー」の3曲が演奏される。海の中の世界へ誘われるような、『リトル・マーメイド』の映像を眺めながら聴くボーカル付きの名曲は清涼感たっぷり。日本の酷暑をいっとき忘れられること請け合いだ。最後はやはり一風変わったアレンジの「フレンド・ライク・ミー」(『アラジン』より)が披露され、クルーズ旅が終了する。

プログラムの締めくくりを飾るのは、「トライ・エヴリシング」(『ズートピア』より)と「ミッキーマウス・マーチ」(『ミッキーマウス・クラブ』より)。ブラッドさんからウォルト・ディズニーの元気が出る名言が紹介されるので(ちなみに第2部のMCは英語<日本語字幕付き>)、ちょっとお疲れ気味だという方々は特にご注目を!メンバーの一部がステージに降りてきて演奏する場面もあるので、間近でド迫力の楽器演奏もしばし味わえる。

20分の休憩を含めて約2時間半のプログラムは、素晴らしい演奏と緻密に練られた構成・演出によって、第一級のエンターテイメントとなっている。加えてブラッドさんを筆頭に出演者が楽しんでいるのがよくわかるので、見る側もついついテンションが上がるはず。ビッグバンドとは無縁だった人には、ディズニー音楽を介して新たなジャンルの音楽に生で触れる絶好の機会。逆にディズニー音楽を敬遠していたジャズファンにとっても、食わず嫌いを克服する絶好の機会だ。猛暑の中出かけるのは大変だけど、極上のエンタメが待っているので、水分補給をこまめにしつつ会場まで足を運んでみて。「ディズニー音楽にはクラシックのオケだけでは体現できない音にあふれている」と自らのルーツであるジャズを全面に押し出した「ディズニー・ワールド・ビート」を誕生させたブラッドさん。74歳ながら元気ハツラツな彼には、10周年を目指して素敵なコンサートツアーを続けてくれることを期待したい。(取材・文:山本航 写真:Presentation licensed by Disney Concerts (C)Disney)

「ディズニー・ワールド・ビート 2026」は、8月8日長野・ホクト文化ホール(長野県県民文化会館)大ホール、8月11日北海道・カナモトホール(札幌市民ホール)、8月15日京都・京都コンサートホール 大ホール、8月16日兵庫・神戸国際会館こくさいホール、8月20日大阪・グランキューブ大阪(大阪国際会議場)メインホール、8月21日福岡・福岡シンフォニーホール(アクロス福岡)、8月23日鹿児島・ 宝山ホール(鹿児島県文化センター)、8月29日東京・東京国際フォーラム ホールAにて上演。

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