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井上晴美51歳、“可愛いアイドル”に憧れも“グラビア路線”に――芸能生活35年を赤裸々に語る 27年ぶりに写真集発売

  • 2026.8.7
井上晴美 クランクイン! 写真:山田健史 width=
井上晴美 クランクイン! 写真:山田健史

衝撃のヘアヌード写真集『LIVE』から27年。現在51歳、3児の母となったタレントで女優の井上晴美が、2種類のデジタル写真集『井上晴美ラスト写真集 Le Rouge et le Noir』、『井上晴美ラスト写真集 或る女』を発売する。1991年に「桜っ子クラブさくら組」としてデビューして以来、今年で芸能生活35年を迎える井上。現在は熊本を拠点に暮らす彼女が、再びカメラの前に立つことを決断した理由と、アイドル時代からの歩みを赤裸々に語った。

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■番組からのオファーで決心。子どもたちは「お母さんめっちゃ綺麗」と驚き


ABEMAのバラエティ番組『ダマってられない女たち』からのオファーが発端となり、27年ぶりの写真集出版へと動き出した。子育て真っ最中であったため最初は躊躇したというが、番組側の言葉が背中を押した。

「最初は全くやるつもりはなかったです。ずっとお母さんでいたので、お母さん以外の役目から全く離れちゃっていましたから。でもABEMAさんが『女性目線のきれいな1枚を撮りたい』と言ってくれた言葉が結構刺さって。ただのグラビアじゃなくて、子育て中で自分を見失っている中、実はお母さんは輝いているという部分が出せたのかなと思います」。

子どもたちには事前に相談していなかったが、自身の出演する番組を見ているため隠しようがなかった。美しくメイクをした姿は、我が子たちにとっても新鮮に映ったようだ。

「写真を何個か見せたら『わあ、めっちゃきれい』と。たぶんきれいに化粧している顔を見たことがあまりなくて、全く別人みたいな捉え方でした。家ではお母さんだけど、そうじゃない時もある。彼らは彼らの生きている社会があるわけだから、そこでの立ち位置ってまた別世界があるという説明みたいな感じですね」。

過去の芸能活動についても自分からは話していなかったが、学校の先生や同級生の親など、周囲の大人たちから伝わっていたという。

「学校の先生が私と同じ世代だと『お母さんのこと見ていたよ』と言われて、『え、なんで知っているんですか?』って。同級生のお母さんとかお父さんから聞くことが多いかも。私からは言わないし。でも少しずつ大人になってきているから、それぞれの立場をわきまえたことが分かる年頃にはなっていると思います」。

■過去のグラビア撮影では、編集部との方向性の違いに悩み、葛藤も


27年ぶりの撮影現場は、かつて苦楽を共にした馴染みのスタッフが集結し、同窓会のような温かな空間となった。

「昔グラビアをやっていた時のメンバーでやりたいと集まっていただいて。カメラマンの宮澤正明さんの好きなところも変わらないし、スタイリストのあこちゃんの洋服のセレクトも大好きだし、メイクのともこさんにも16歳からずっとやってもらっています。私が老いていくのをずっと見ていますから。安心安全な環境で、ストレスフリーでした」。

過去のグラビア撮影では、編集部との方向性の違いに悩み、葛藤を抱えたこともあったという。

「若い時のグラビアって着せられる感じで受け身なんです。編集部が思っている良さと自分が思っている良さにギャップがあると、『この編集の人嫌いだな。こっちも戦っていくぞ』みたいになったことも過去にはありました。でも今回は、私が着たい洋服を着て、みんながやりたいことができたので何の問題もなかったです」。

現在は熊本の山に住み、自分で野菜を作るなど美白とは遠い生活を送っている。事前の体作りについても無理はしなかった。

「コロナ禍の時にヨガのインストラクターのライセンスを取って家でやるくらい。絞ったところで年齢的に体の反応がすごく遅いから、無理せず今のありのままで。たるんだところもたるんだままで、その方が人間らしくていいのかなと。シワもシミも愛おしく思えるような年齢になってきているから、きれいでいなきゃいけないとは思っていません」。

■「ガチガチなライバル関係は全くなかったです」 桜っ子クラブさくら組としての日々


1991年にバラエティー『桜っ子クラブ』(テレビ朝日)の番組内グループ・桜っ子クラブさくら組のメンバーとしてデビューし、今年で芸能生活35年を迎える。当時は純粋にアイドルになる夢を叶え、充実した日々を送っていた。

「アイドルになりたくて田舎の熊本から出てきたんです。勢いと、とにかく楽しい女子高生みたいな感じですよね。みんな歌手でいきたいとか、役者でいきたいとかそれぞれ違って、土曜日に西武遊園地に集まってという感じだから、ガチガチなライバル関係は全くなかったです。可愛い洋服を着て歌ってというのが楽しかったです」。

しかし、歌とグラビアがセットだった時代。自分が思い描くイメージと、周囲から求められる姿の間に乖離が生まれ始める。

「可愛いアイドルでいきたかったのに、なぜかセクシー系の方向へいってしまって。背も大きいし可愛いというのは違うのかと、自分が思っているようにはいかないのが10代のすごい謎でした。可愛くて愛おしいキャラでやっている人は、とっても羨ましかったです(笑)」。

葛藤を抱えながらも、現実を受け入れ、20歳前後で新たな道を模索し始めた。

「どんな仕事もそうですが、自分が好きなことで食べていけるわけじゃない。ある程度妥協しなきゃいけない部分があるんだなと。でも20歳前後でアイドルだけじゃいけないと思い、お芝居にシフトしました。お芝居はいろんなキャラクターがあるからイメージも何もない。次は何を与えられるんだろうというチャレンジな気持ちがいつもありました」。

■現在は子育てに奮闘中 4年後には女優としての復帰も視野


現在はベースである熊本から仕事のたびに通う生活を続けている。今回の写真集は“ラスト”と銘打たれているが、年齢を重ねたからこその魅力が詰まっていると語る。

「ストレスがある場所には身を置かないようにしています。若い時の人気は作られたもので持続はできるけれど、年を重ねていくと中身だったり、どういう人生を歩んできたんだろうというところに人は興味を持ちますよね。10代20代は弾けるような元気があるけど、50代には50代の奥深さがあるのかなと感じました」。

一応“ラスト”という位置づけだが、今後の展開については少しだけ含みを持たせる。

「どんどん年を取っていくから、今が一番若いんだし、本当にラストはラストだよね。仮でラストだけど、また良い話があれば……ですけどね」。

子育てに奮闘する毎日だが、その先には女優としての復帰をはっきりと見据えている。

「あと4年子育てを頑張って、子どもたちが大学卒業までいけば、お弁当作りも終わるから自由にできるかなと思います。またお芝居をやりたいですね。映画とかやりたいな」。

『桜っ子クラブ』でのデビューから35年。アイドルとしての葛藤を越え、芝居の世界へ挑み、今は熊本の大自然の中で母として逞しく自然体に生きる井上晴美。27年ぶりのグラビア写真集には、彼女が歩んできた人生の軌跡と、ありのままの奥深い美しさが刻まれている。4年後のお芝居への本格復帰も心待ちにしたい。(取材・文:磯部正和 写真:山田健史)

井上晴美のデジタル写真集『井上晴美ラスト写真集 Le Rouge et le Noir』、『井上晴美ラスト写真集 或る女』は講談社より8月7日発売。

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