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「早くしろ、なぜ止めたんだ」支払いを忘れてカードが止まった客。だが、電話口で逆上した末に黙った理由

  • 2026.8.9

カードが使えないと怒る男性

クレジットカード会社のコールセンターで働いていたときのことです。

電話に出て会社名と名前を告げると、男性からいきなり怒鳴り声が返ってきました。

「早くしろ、なぜ止めたんだ」

男性は前日、買い物をしようとしたところ、レジでカードを利用できなかったそうです。

「後ろに人も並んでいたんだぞ。恥をかかされた。すぐ使えるようにしろ」

強い口調で責められましたが、利用できない理由を調べるには、まず本人確認が必要です。

私は男性の話を遮らないようにしながら、氏名や生年月日など、確認に必要な項目を一つずつ尋ねました。

本人確認を終えて契約状況を調べると、カードには一時的な利用制限がかかっていました。

原因は、その月の利用代金が支払われていなかったことでした。

登録されている銀行口座から、期日に引き落としができていなかったのです。

「勝手に止めるなんて、おかしいだろ。こっちはずっと使っているんだぞ」

男性は、理由を聞いてもなお納得していない様子でした。

口座の残高を確認してもらうと

「恐れ入りますが、今回のお支払日に、登録口座から引き落としができていない状態です」

私は画面に表示された情報を確認しながら、できるだけ落ち着いて説明しました。

「そんなはずはない。毎月、口座から払っている」

「念のため、お支払日前後の口座残高をご確認いただけますでしょうか」

すると、電話の向こうが急に静かになりました。

しばらくして、男性が小さな声でつぶやきました。

「……そういえば、今月は口座に金を移すのを忘れていたかもしれない」

先ほどまでの勢いはなくなっていました。男性は少し気まずそうに、「それが原因なのか」と尋ねました。

私は、支払いを確認できていないため利用が制限されていることを改めて伝え、入金方法を案内しました。

また、入金後も、確認や利用再開までに時間がかかる場合があることを説明しました。

男性はしばらく黙ったあと、「わかった。確認して支払う」と答えました。

最後まで謝罪の言葉はありませんでしたが、怒鳴り声はもう聞こえませんでした。

電話を切ったあと、私は大きく息を吐きました。事情を確認しないまま責められるのはつらいものです。

それでも、感情に引きずられず、必要な確認と案内を続けることの大切さを感じた出来事でした。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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