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「タバコ」「飯」しか送らない夫に、私が「米」と返した日のこと

  • 2026.8.5
ハウコレ

「米って何」と聞いてきた夫に、私は用意していた言葉を送りました。

帰宅した夫が玄関で口にした言葉から、私は彼が履歴を見返していたと知りました。台所に置いたスマホには、この日も夫から「飯」とだけ届いていました。

単語だけが並ぶ履歴

結婚して3年、夫とのやり取りはほとんどが単語でした。「タバコ」はコンビニで買ってきてほしい、「飯」は家で食べるという意味でした。私はそのたびに夫の意図を読み取り、「わかった」と返していました。友人とのグループチャットでは状況が分かる文章を送るのに、私への連絡だけは「タバコ」「飯」で終わります。履歴を遡ると、夫の単語と、それを補う私の返事が繰り返し並んでいました。

「米」と打った日

この日届いたのも「飯」でした。私は炊飯器の予約ボタンを押したあと、入力欄に「米」と打って送りました。単語には単語で返すと決めていたのに、送信ボタンを押すまでには迷いがありました。しばらくして、夫から「米って何」と届きました。私は用意していた言葉を返しました。

「ごはんは炊いてあります。おかずは自分の言葉で聞いてください」

これまで夫の単語を受け取るたびに私がしてきたことを、今度は彼に任せました。

帰ってきた夫の一言

帰宅した夫は、玄関でスマホを片手に立っていました。

「俺、あんなに単語だけだったんだな」

2人の履歴を遡ったのだと、その言葉で分かりました。翌日、夫から「ごめん。今日は俺が買って帰る。何がいい」と届きました。同じ人からの連絡でも、聞かれている内容が分かるだけで、受け取ったときの気持ちは大きく違いました。

そして...

今も夫のメッセージは短めです。それでも、「今から帰る。牛乳いる?」と状況の分かる文が届くようになりました。

私はもう、「飯」の意味を考えて予定を組み直す必要はありません。夫から届いた文に、そのまま自分の希望を返しています。夫の単語を文に直す役目を降りたことで、ようやく2人のやり取りになりました。

(30代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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