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恋愛で相手を選ぶのは人間だけ?子孫を残すという本能に相反する「誰かを選ぶ」という行為について解説します

  • 2026.5.6

人間には「恋愛をする心」があります。
相手に強く惹かれることもあれば、その気持ちがなくなることもあり、揺らいだり悩んだり、それはとても複雑で不安定なものです。
子孫を残す本能から考えれば、動物にはない、複雑な恋愛感情は、却って妨げになってしまうような気さえしますよね。
どうして私たちはパートナーを恋愛で選びがちなのでしょうか?
撫子Plus株式会社代表鮎永麻琴さまによる解説です。

動物は「恋愛」ではなく「本能」で選ぶ

「どうして人は、恋愛して相手を選ぶんだろう?」
当たり前すぎて、あまり考えたことがないかもしれません。
でも実はこれ、人間ならではのとても興味深い特徴です。
動物の世界を見ると、
必ずしも「恋愛感情」で相手を選んでいるわけではないからです。
多くの動物にとって、最も重要なのは「子孫を残すこと」です。
そのため、
・強いオス
・健康な個体
・生存能力が高い相手
といった「生き残る力」を基準に選びます。
例えば、華やかな羽を広げるクジャクや、力強さを誇示するライオンなど、これらはすべて、「より良い遺伝子を残すための戦略」です。
つまり動物は、「好きだから」ではなく、「適しているから」選ぶのです。

人間はなぜ「恋愛」をするのか

ではなぜ人間は、もっと非合理にも見える「恋愛」をするのでしょうか。
大きな理由は3つあります。
1)長く一緒に子育てする必要がある
人間の子どもは非常に未熟な状態で生まれ、長い時間をかけて育てる必要があります。
そのため、「この人と一緒にいたい」という感情=恋愛感情が、パートナー関係を維持する役割を果たしていると考えられています。
2)社会的なつながりが重要
人間は「社会」で生きる生き物です。
・信頼関係
・価値観の共有
・コミュニケーション
これらが非常に重要になるため、単なる「強さ」や「見た目」だけではなく、「一緒にいて心地よいか」が選択基準になります。
3)感情を意味づける力がある
私たち人間は、
・好き
・安心する
・尊敬する
といった感情に意味を持たせ、それを「恋愛」として認識します。
つまり恋愛は、『本能+感情+意味づけ』が合わさった、非常に人間的な行為なのです。

でも実は、人間も「本能」で選んでいる

ここで面白いのは、人間も完全に感情だけで選んでいるわけではないということです。
例えば、
・清潔感がある人に惹かれる
・健康的な見た目に安心する
・似た価値観の人に惹かれる
これらは一見「好み」のようでいて、実は無意識に「一緒に生きていけるか」を判断しているサインでもあります。

恋愛は「合理」と「非合理」のミックス

つまり人間の恋愛は、
・本能(生存・繁殖)
・理性(条件・価値観)
・感情(好き・安心)
が混ざり合ったものです。
だからこそ、「どうしてこの人を好きになったんだろう?」と、自分でも説明できないことが起きるのです。

最後に

人はなぜ恋愛で相手を選ぶのか。
それは、「ただ生きるため」だけでなく、「誰とどう生きるか」を
大切にする生き物だからです。
動物のように「正解」が決まっていない分、迷いも、葛藤も、失敗もあります。
でもその分、
・深いつながり
・心の満足
・人生の豊かさ
を感じることができるのも、また人間だけの特権です。
恋愛は不思議で、時に非効率で、でもとても人間らしいもの。
だからこそ私たちは今日も、「誰かを選ぶ」という行為を繰り返しているのかもしれません。

[執筆者]


鮎永麻琴

大学時代にはプロスノーボーダーとしてW杯に出場し、世界ランキング20位を記録。卒業後は国際線CAとして13年間勤務。
現在は、コミュニケーションスキルと統計学を融合させた「コミュニケーション帝王学®」を体系化し、自分らしく生きるためのコミュニケーションの在り方や、他者との関わり方を伝えるオンラインアカデミーを開校。
また、2020年にはTEDxFukuokaで「自由への切符」というテーマで登壇。
2022年には書籍『Philosophy of Success 〜成功者の名言』において、成功者35人の一人として選出される。

撫子Plus株式会社
https://makotoayunaga.com/

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