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「ここに座っていいですよ。どうぞどうぞ」遊園地でしつこく絡んでくる男。だが、スタッフに相談した結果

  • 2026.8.5
「ここに座っていいですよ。どうぞどうぞ」遊園地でしつこく絡んでくる男。だが、スタッフに相談した結果

休日の行列で

よく晴れた休日、私は久しぶりに遊園地へ出かけました。

目当ては、いつも長い列ができる人気のアトラクションです。三十分ほど並ぶつもりで、列の最後尾につきました。

すると、すぐ隣に並んでいた中年の男性が、連れの女性と一緒に、通路の脇にレジャーシートを広げはじめたのです。

あたりを見回しても、そんなことをしている人は、ほかに一人もいません。

「ここに座っていいですよ。どうぞどうぞ」

男性は、にこにこと笑いながら、私に向かって広げたシートを指さしました。

見ず知らずの相手にいきなり座れと勧めてくる笑顔が、私にはどうにも不気味に思えました。

繰り返される誘い

私は「いえ、けっこうです」と、できるだけ穏やかに断りました。

それでも男性は、まるで聞いていないかのように、何度も同じ言葉を重ねてきます。

「まあまあ、そう言わずに。仲良くしましょうよ」

断っても断っても、笑顔で誘いを繰り返してくるのです。

列に並んでいるあいだじゅう、私は何かと話しかけられ、気の休まる暇がまるでありませんでした。

連れの方がすぐそばにいるのに、どうして見知らぬ私にこうも絡んでくるのか。

理由が分からないぶん、よけいに薄気味悪さがつのっていきます。

逃げ出したくても、前にも後ろにも人がびっしりと並んでいて、迂闊に列を離れることもできません。

私はうつむいたまま、早く順番が来てほしいと願うばかりでした。

キャストに頼んで

このままではいけない。

そう思った私は、近くを見回りしていた若いキャストに、そっと歩み寄りました。

周りに聞こえないよう、声を落として事情を伝えます。

「隣の方に、しつこく声をかけられて困っているんです」

キャストは表情を変えず、静かにうなずいてくれました。

そして、さりげなく私のそばへ立ち位置を移すと、列の誘導を装いながら、私を少し離れた場所へと案内してくれたのです。

「こちらへどうぞ。順番はそのままお進みいただけますので」

おかげで私は、あの男性からきれいに離れることができました。

キャストはそのあとも、それとなくこちらを気にかけ、見守ってくれていたようです。

怖い思いはしたけれど、一人で抱えこまず、頼れる人に頼ってよかった。

落ち着きを取り戻した私は、その日一日を、心から楽しんで過ごせたのです。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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