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「友達、そんなに呼ぶ必要ある?」と彼女の招待客を削った俺→隠していた実家の事情

  • 2026.8.3
ハウコレ

見栄と遠慮と、両親の顔。3つを並べたその先で、俺は結局、いちばん言いたくないことを口にしました。返ってきた彼女の答えは、覚悟していたどれでもありませんでした。

実家の母から届いた電話を切ったあと、俺はノートパソコンの前に戻れずにいました。

招待客の人数を絞ってほしい

彼女と結婚式の準備を始めて3か月。共有シートに2人分の招待客を並べ始めたところで、父の会社が急に厳しくなっているらしい、と母から知らされました。式の規模を抑えてほしいと母の声は硬く、俺は「わかった」と短く返しただけでした。自分側の招待客はもう最低限まで削ってあります。それでも、彼女側と数字を並べると、俺の欄は寂しかった。俺は彼女の友人欄にマウスを合わせました。

見栄と遠慮の間で消した2つの名前

彼女はいつも人に恵まれていました。学生時代の友人、職場の同期、地元の集まり、どのグループにも声をかければ皆すぐ集まってくれる人でした。俺には、それがまぶしくて、少し苦しかったです。父の顔を思い浮かべながら、俺は彼女の欄から2人の名前を消しました。事情を話せば済むのは分かっていました。ただ、彼女に「余裕がない家に嫁ぐの」と思わせたくなかったのです。翌日、彼女が「勝手に消さないでよ」と声を上げました。俺の口から出たのは「友達、そんなに呼ぶ必要ある?」でした。「なんで私の友達だけ?」と彼女が聞き返し、俺は口ごもりながら「いや、そこまで会わない相手もいるかなって」と続けました。言い訳めいた声だと、口にしてから思いました。

口にした後で気づいた、いちばん傷つけた言葉

数日、招待客の話題は互いに避けていました。父の話と、自分の見栄と、彼女の顔が回って、俺は1人でため息をついていました。切り出したのは俺のほうからでした。実家の事情、両親の言葉、自分の欄が寂しいこと、全部話しました。「俺は君に負担をかけたくなくて、言えなかった」と告げると、「なんで1人で抱えたの」「次からは1人で決めないで」と彼女は続けました。俺はテーブルの木目を見つめていました。彼女の友人を減らそうとしたあの一言が、いちばん彼女を傷つけたのだと、話し終えてから気づきました。

そして...

彼女は数日後、消した2人と話をつけてくれました。俺の欄は増えないままです。彼女は共有シートを閉じ、2人でカレンダーを開き直しました。招待状はまだ発注していません。人数の話ではなく、俺たちの話を、これから何度もするのだと思います。

(20代男性・会社員)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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