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井口裕香エッセイ連載「ヒップ・ステップ・ジャンプ!」/エピソード10:甘くて、苦くて、あたらしい。写真集『cappuccino』ができるまで

  • 2026.7.31
 井口裕香『cappuccino』(集英社) (C)三宮幹史/集英社
井口裕香『cappuccino』(集英社) (C)三宮幹史/集英社

エピソード1:負けず嫌い(性格の変遷)

こんにちは! 井口裕香です。

7月11日(私の誕生日!)、写真集『cappuccino』(集英社)が発売されました!!!!!

 井口裕香『cappuccino』(集英社) (C)三宮幹史/集英社
井口裕香『cappuccino』(集英社) (C)三宮幹史/集英社

前回の写真集『MORE MORE MORE』を発売してから、気づけば約2年 。あの挑戦をきっかけにトレーニングがすっかり習慣になり、グラビアという新しいお仕事の幅もぐっと広がりました 。コツコツと続けてきたことがこうして次につながっていくんだなぁと、いま、身をもってその嬉しさを噛み締めています……!

今回は、私の“人生最後”という覚悟で挑んだ、新しい写真集『cappuccino』の制作舞台裏と、そこに込めた想いについてお話しさせてください。

「また写真集を出せたらいいですね」という理想論のようなお話は、以前から水面下でふわっと存在していました。それがカレンダーの発売を経て、去年の12月ごろに具体的なスケジュールとして私の元へ降りてきたんです。

お話をいただいたとき、私の中でひとつ決めていたことがありました。

”38歳の誕生日という節目で出すこの一冊は、きっと人生最後の写真集になる。だからこそ、今までにない新しい挑戦をしてみたい!”

いつもお世話になっている、気心の知れた大好きなスタッフさんたちと作り上げる安心感も、もちろん魅力的でした。でも、前回のKADOKAWAさんでの撮影とは違う、集英社さんならではの「新しい意味」を作りたいと思ったんです。自分を守るための「現状維持」ではなく、もう一度、新しい殻を破って脱皮するために。

そこで今回は、あえて私のこだわりを強行せず、編集部のみなさんが提案してくださるアイデアやクリエイター陣を信じて乗っかることにしました。

カメラマンさんは「はじめまして」の方。メイクさんやスタイリストさんも、過去に少しお世話になったことはあるものの、普段からずっとご一緒しているわけではないメンバー。そんな新鮮なチームで臨む、ベトナムでの撮影。フィッティングの瞬間から、今までにないドキドキを感じていました。

前回の写真集のときは、とにかく「そこに向けてがむしゃらに体を絞る!」という、初めてづくしのダイエットでした 。

でも今回の私はちょっと違います。なんといっても、週に4回ジムに行くのがすっかりライフワークになっていますからっ!

今回のボディメイクでテーマにしたのは、きつい食事制限で無理に作り上げる体ではなく、いかに日常の延長線上で健康的に引き締まった美しい体を見せられるか。

年齢を重ねていくなかで、今の私だからこそ醸し出せる大人の雰囲気や、リアルで健康的な肉体美をそのまま届けたい。そんな想いで、気負いすぎず、でも自分史上最高の状態でカメラの前に立ちました。

 井口裕香『cappuccino』(集英社) (C)三宮幹史/集英社
井口裕香『cappuccino』(集英社) (C)三宮幹史/集英社

できあがった写真たちをみんなで見ながら、タイトルを決める打ち合わせでのこと。

今回も素敵な候補をいくつか出していただいたのですが、その中で「これだ!」とビビビときたのが、この『cappuccino』でした。

音の響きや、スペルの丸っこい可愛らしさ。ベトナムの太陽を浴びて、ほんのり日焼けした私の褐色の肌。ちょっとビターで大人っぽい表情もあれば、甘くてあどけない表情もある。

そんな甘さと苦さが絶妙に混ざり合うカプチーノのグラデーションが、今回の写真集の雰囲気にぴったりだったんです。

大人な私と、無邪気な私。どちらも今の私の本物です。

これまでの歩みと、これからの挑戦。その両方がぎゅっと詰まった贅沢な一杯のようなこの写真集、ぜひ手にとって味わっていただけたら嬉しいです!

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