1. トップ
  2. SKE48伊藤実希が語るランニングの魅力「ハードで知られている“制服の芽”公演も、息ひとつ上がらずやり切れた」【前編】|アイドルと、スポーツと、その先へ。

SKE48伊藤実希が語るランニングの魅力「ハードで知られている“制服の芽”公演も、息ひとつ上がらずやり切れた」【前編】|アイドルと、スポーツと、その先へ。

  • 2026.7.31

SKE48 Team KIIのリーダー・伊藤実希さんは、ランニングやマラソンに真剣に取り組むメンバーのひとりだ。もともとは長距離が得意ではなかったというが、フルマラソンへの挑戦を重ねるなかで、走ることそのものの魅力にどんどん惹かれていったという。

今回は、伊藤さんに「走る」ことの魅力やマラソンへの挑戦、そして日々のトレーニングで意識していることについて聞いた。

——「走る」ことのどんなところに魅力を感じていますか?

最初は正直、長距離はあまり得意ではありませんでした。高校では1年半ほど陸上をやっていて、400メートルと800メートルの中距離を専門にしていたんです。なので、SKE48に入ってから初めてフルマラソンに挑戦しました。

やっぱりフルマラソンでしか得られない達成感がありますし、ファンの方が沿道で応援してくださることもあって、走り切ったときの達成感は本当に大きいです。そういう"走りでしか得られない達成感"をすごく感じられるので、とてもやりがいがありますし、楽しいです。

あと、走っている時間や、走るための準備をする時間を通して、自分を見つめる時間がすごく増えました。

走るためには健康状態を保たないといけないので、「前日からこういう生活をしよう」とか、「食事はこういうことに気をつけよう」とか、「メンタルはこういう状態でいよう」とか、自分自身のことを考える時間がすごく増えたなと思っています。

——ランニングを始める前と比べて、体力面やメンタル面で変わったと感じることはありますか?

一番実感したのは体力面です。SKE48はいろいろな公演をやらせていただいているんですけど、その中でも“制服の芽”公演は、ファンの方の間でもすごくハードな公演として知られています。やっている側も本当にきつくて、見ている方にも伝わるくらいハードなんです。

でも、マラソンに向けてしっかりトレーニングしていた時期は、本当に息ひとつ上がらずに公演を最後までやり切ることができて、「これ、自分でもびっくりだな」と思いました。

メンタル面も間違いなく強くなりました。走っている最中って心が折れそうになることもあるんですけど、私は諦めることがすごく嫌いなので、「まだいける、まだいける」と自分を追い込みながら少しずつ距離を伸ばしていって、気持ちも少しずつ強くなっていったと感じています。

——ランニング中、どんなことを考えながら走っていますか?

練習中は基本的に一人で走っています。音楽を聴きながら走ることが多くて、好きなアイドルのライブセットリストを流して、ライブ気分になりながらノリノリで走っています。頭の中でコールを入れながら走ることもあります(笑)。でも、気づいたら音楽も聞こえないくらい集中して、ゾーンに入っているときもありますね。

次:「今日は走りたくないな」と思う日はある?

——「今日は走りたくないな」と思う日もありますか?そんなときはどうしていますか?

あります。とくに名古屋ウィメンズマラソンの練習期間は、クリスマスの時期や真冬に走ることが多かったので、本当に寒かったです。私は夏が好きで暑さは得意なんですけど、寒さが本当に苦手なので、まず家を出ること自体がすごくつらかったです。

でも、自分の中で「今日決めた目標は絶対にやり切る」というルールがあります。その日決めた距離やメニューだけは絶対に達成したいという気持ちが強いので、「これだけはやり切る」と決めて走っています。

——マラソン大会に挑戦しようと思ったきっかけを教えてください。

初めてのフルマラソンは東京マラソンでした。高校時代は駅伝にも少しだけ出ていたんですけど、中距離担当だったので、一番長くても3キロしか走ったことがなくて、練習でも10キロくらいまでしか経験がありませんでした。なので、フルマラソンは本当に未知の世界でした。

でも、陸上をやっていた身としては、フルマラソンを走る人ってすごくかっこいいなという憧れがあって、「いつか人生で一度は走ってみたいな」と思っていました。

SKE48に入ってから、スタッフさんに「何か挑戦したいことはある?」と聞かれたときに、「フルマラソンに興味があります」と話したことがきっかけで、東京マラソンのお話につながりました。そこから「次は地元のウィメンズマラソンにも挑戦しよう」という流れにもなったんです。

——大会前はどのような練習やケアを行っていましたか?

東京マラソンのときは、正直まだ知識もあまりなくて、「とにかく走ればいいのかな」という感じでした。

距離を積むことだけを意識して練習して、それでも4時間半切りでは走れたんですけど、最初からサブ4を目標にしていたので、30分も届かなかったことがすごく悔しかったです。その悔しさがあったので、ウィメンズマラソンでは練習方法を変えました。

姉がパーソナルトレーナーをしているので、ジムで付きっきりで見てもらって、自分に足りない筋力を教えてもらいながら鍛えました。長距離だけではなく、100メートル10本のような短距離練習も取り入れて、筋力トレーニングも合わせて、この3つをローテーションしながら練習していました。姉からは「お尻の筋力が弱い」と言われたので、とくにお尻を重点的に鍛えていましたね。

——食事や睡眠などで意識していたことはありますか?

食事では、筋力にもつながるたんぱく質を意識していました。母にお願いして、夜ご飯はたんぱく質を多めにしてもらったり。普段は夜に炭水化物を控える生活をしているんですけど、マラソンの練習期間は朝・昼・晩しっかりお米を食べて、炭水化物を抜かないようにしていました。

睡眠もすごく大事にしていて、体調が良くないと絶対に走れないので、前日はもちろん、その前からできるだけ6時間は寝られるように意識していました。

この投稿をInstagramで見る

伊藤実希(@mikitiyan_811)がシェアした投稿

次:レース中、一番苦しかった場面、楽しかった場面

——レース中、一番苦しかった場面、楽しかった場面を教えてください。

初めての東京マラソンは、本当に人生で一番しんどかったと思うくらい大変でした。30キロから40キロくらいは、「もう一生フルマラソンなんて走らない」と思ったくらい苦しくて、「こんなにしんどいものが世の中にあるんだ」と思いながら走っていました。

でも、ウィメンズマラソンでは、トレーニングを積んできた成果もあって、30キロの壁も感じませんでした。自分の努力もあったと思いますが、やっぱり地元開催だったこともあって、ファンの皆さんが本当にたくさん応援に来てくださったことが大きかったです。

——応援してくれたファンやメンバーに関する「印象に残っているエピソード」があれば教えてください。

一番印象に残っているのは、35キロ付近の坂です。そこに「実希ちゃん応援ゾーン」のような場所を作ってくださっていて、坂の下から上まで、本当にファンの方でいっぱいだったんです。皆さんが一文字ずつプラカードを持って「実希、頑張れ!」というメッセージを作ってくださっていました。

中には私と並走しながら「実希ちゃん頑張れ!」と声をかけてくださる方もいて、本当に力になりました。

普通ならタイムが落ちる上り坂なんですけど、後からラップを見返したら、その区間だけタイムが上がっていたんです! 本当にファンの皆さんの力だなと思いました。周りのランナーの方はすごく苦しそうに走っていたんですけど、私はその区間だけずっと笑顔で走っていました(笑)。

後編へ続く

プロフィール

伊藤実希(いとう・みき)

SKE48 Team KIIリーダー。SASUKEアイドル予選会 第1回優勝。FC岐阜応援隊副隊長。2002年08月11日生まれ、愛知県出身。2019年にSKE48の10期生として加入、2022年に正規メンバーへ昇格、Team KII所属となる。趣味と特技にスポーツがあり、東京マラソン完走、名古屋ウィメンズマラソン2026サブフォー達成、赤坂5丁目ミニマラソンにも出場。「SASUKEアイドル予選会―出場権争奪バトル―」では総合得点1位通過、SASUKE本戦へ出場を決めた。最近はトレッキングにも挑戦。

【SKE48公式Webサイト】http://www.ske48.co.jp/
【オフィシャルブログ】https://ske48.co.jp/blog/list/3/60/
【SNSアカウント】
https://www.instagram.com/mikitiyan_811/
twitter.com/mikitiyan_811

<Edit:編集部/Photo:オフィシャル提供>

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ