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“警察官”として女子高生にプロポーズした【イケメン俳優】年上教師、修道女…“届かない相手”を愛してきた姿とは

  • 2026.8.14
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2026年7月、高級ジュエリー「ローレンス グラフ シグネチャー コレクション」新作披露イベントに出席した亀梨和也(C)SANKEI

相手が女子高生だと知った警察官が選んだのは、別れることでも、ひそかに交際を続けることでもない。なんと、プロポーズだった。

2017年公開の映画『PとJK』で警察官・佐賀野功太を演じたのが、亀梨和也だ。土屋太鳳演じる女子高生の本谷歌子、通称カコと、周囲に内緒の新婚生活を始める。題名からして「P=POLICE」と「JK=女子高生」。二人の間にある年齢と立場の違いが、そのまま物語の入口になっている。

ただし、亀梨が演じてきた恋は、いつも大人側から少女へ向かうものではない。5歳年上の働く女性、裕福な家の大学生、修道女見習い、年上の高校教師。相手も、越えなければならない線も、作品ごとに変わってきた。

亀梨のラブストーリーをつないでいるのは、単なる年の差ではない。好きになる前に、年齢や仕事、家柄といった「二人が簡単には並べない理由」が置かれていることだ。

年上を追いかけた直後、家柄の差に阻まれた

2006年放送のフジテレビ系ドラマ『サプリ』で、亀梨が演じた石田勇也は23歳のフリーター。伊東美咲演じる28歳のCMプランナー・藤井ミナミの職場へ、アルバイトとして入ってくる。

勇也は5歳年下で、仕事への向き合い方もミナミとは正反対だった。仕事を最優先して走り続けるミナミに対し、勇也は自由で軽やか。年齢だけでなく、社会人として積み上げてきた時間にも差がある。それでも勇也は、年上の相手を遠くから見上げるだけではなく、同じ仕事の現場へ入り込み、恋の相手として近づいていく。

その約3か月後に始まった日本テレビ系ドラマ『たったひとつの恋』では、距離の理由が変わる。亀梨演じる神崎弘人は、父が遺した船の修理工場を支える青年。綾瀬はるか演じる月丘菜緒は、全国展開するジュエリーショップ経営者の娘で、大学に通っている。

二人を隔てるのは、年齢よりも暮らしてきた環境と家柄だった。弘人は恋をすればするほど、相手の家族から見た自分の立場や、背負っている生活の重さを意識せざるを得ない。

同じ2006年の恋愛ドラマでも、『サプリ』では年下から年上へ踏み込み、『たったひとつの恋』では家柄の差を前に立ち止まる。亀梨は、近づく勢いと、近づけない痛みの両方を担っていた。

修道女見習いと年上教師、相手はさらに遠くなる

2008年放送の日本テレビ系ドラマ『1ポンドの福音』で演じた畑中耕作は、才能がありながら食欲に負け、減量に失敗してばかりのボクサーだ。そんな耕作が一目ぼれするのが、黒木メイサ演じるシスターアンジェラ。修道女見習いという、恋愛の相手としては簡単に近づけない立場にいる。

ここでは、身分差の切なさよりも、耕作のまっすぐすぎる行動がラブコメディーの勢いになる。食べたい気持ちにも恋心にも正直で、格好よく決めきれない。それでも何度もアンジェラへ向かう姿によって、「届かない相手」という設定が重くなりすぎず、笑いと応援したくなる気持ちに変わっていく。

2015年放送のテレビ朝日系ドラマ『セカンド・ラブ』では、同じ「年上の女性への恋」でも空気が一変する。亀梨演じる平慶は、才能がありながら結果をつかめずにいるコンテンポラリーダンサー。深田恭子演じる西原結唯は、閉塞感を抱える年上の高校教師だ。

慶は結唯に強くひかれ、まっすぐに思いをぶつける。一方で、ダンサーとしての成功を求める慶と、学校や過去の関係に縛られる結唯では、生活の速度も将来の見え方も違う。

修道女見習いへ明るく突進した耕作と、年上教師との激しい恋に身を投じた慶。亀梨は「届かない相手を追う年下役」を、コメディーと大人のメロドラマでまったく違う熱に変えた。

守る立場そのものが壁になった

そして『PとJK』では、亀梨は追いかける年下側から、責任を負う大人側へ回る。功太は合コンでカコと出会い、互いにひかれ合うが、大学生だと思っていたカコが高校生だと知って戸惑う。しかも自分は警察官。職務上、軽々しく交際することはできない。

そこで功太が選ぶのが結婚だ。突飛な展開に見えるが、この選択によって功太は、恋人である前に警察官であり、大人であるという立場から逃げられなくなる。周囲に内緒の新婚生活も、甘いだけではない。年齢や生活の違いが、二人のすれ違いとして何度も表に出る。

亀梨がここで演じたのは、年の差を勢いで消してしまう男性ではなく、自分に課された責任を抱えたまま恋を選ぼうとする男性だった。

境界線があるから恋の形が見えてくる

『サプリ』では5歳年上の働く女性、『たったひとつの恋』では家柄の違う大学生、『1ポンドの福音』では修道女見習い、『セカンド・ラブ』では年上の高校教師、そして『PとJK』では女子高生。

こうして並べると、共通しているのは、恋が始まる前から二人の間に境界線が見えていることだ。年下だから追いつけない。家柄が違うから認められない。相手の立場があるから簡単には好きと言えない。亀梨が演じる人物たちは、その線をなかったことにせず、迷ったり、失敗したりしながら向き合ってきた。

年齢や肩書が違うからこそ、相手へ近づく一歩に意味が生まれる。境界線上で揺れる人物を何度も演じてきたことが、亀梨和也のラブストーリーに甘さだけではない緊張感を残している。


※記事は執筆時点の情報です

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