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教師なのに教え子と恋、年上の“元・義姉”にも惹かれる。イケメン俳優が演じた危うい恋の軌跡

  • 2026.8.10
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2023年2月、「パラッツォ フェンディ 表参道」オープニングイベントでフォトセッションに応じる三浦翔平(C)SANKEI

教師に惹かれてしまった女子高校生。年上の元家族に思いを寄せる大学生。そして、高校時代の初恋相手との再会。

三浦翔平が演じてきた恋愛を振り返ると、なぜか“学生時代”が物語の重要な起点になっている。現在の立場や年齢が違っても、そこにあるのは簡単には踏み越えられない境界線だ。

学生と大人、家族と他人、過去と現在。三浦は、その間で揺れる恋を何度も演じてきた。

教師と教え子の間で揺れた

2017年公開の映画『ひるなかの流星』で、三浦が演じたのは高校教師の獅子尾五月。田舎から東京へ転校してきた女子高校生・与謝野すずめ(永野芽郁)の担任だ。

学校生活に慣れないすずめにとって、獅子尾は頼れる大人だった。困ったときには手を差し伸べ、緊張を和らげるように接してくれる。その優しさが、やがてすずめの中で恋心へと変わっていく。

しかし、獅子尾はただの年上男性ではない。生徒を守る立場にいる教師だ。たとえ互いに特別な感情を抱いても、素直に進めばいい恋ではない。近づくほど教師と生徒という現実が重くなり、獅子尾の態度にも迷いがにじむ。

三浦は、余裕のある大人らしさと、気持ちを隠しきれない危うさを行き来する。はっきり拒めば終わるのに、完全には突き放せない。その曖昧な距離が、禁断のロマンスを甘いだけではないものにしていた。

年上の“元家族”に惹かれた大学生

一方、2011年放送のTBS系ドラマ『シマシマ』で演じた珠蕗涯(たまぶき・がい)は大学生。女性の眠りを支える添い寝屋「ストライプ・シープ」で働く青年だ。

店を営む箒木汐(矢田亜希子)は、涯にとってかつて家族だった年上の女性。汐は涯の兄と離婚しているため、現在は義姉ではない。それでも、一度できた家族としての距離は簡単には消えない。

涯が抱く思いも、単純な年上女性への憧れでは済まなかった。近くにいることが自然だった相手だからこそ、恋愛感情を認めた瞬間に関係の意味が変わってしまう。元家族という過去が親しさを生む一方で、恋に進むための壁にもなる。

『ひるなかの流星』では大人の側に立っていた三浦が、本作では年下の学生として境界線に向き合っているのも興味深い。立場は反対でも、相手を思うほど一歩を踏み出せなくなる構図は重なって見える。

高校時代の初恋が動き出す

2016年放送のフジテレビ系ドラマ『好きな人がいること』で三浦が演じた柴崎千秋は、湘南のレストランを経営する穏やかな男性だ。

パティシエの櫻井美咲(桐谷美玲)にとって、千秋は高校時代から思い続けてきた初恋の相手。仕事を失って困っていた美咲は千秋と再会し、彼の店で働きながら兄弟と同居することになる。ここでは、学生と大人が同時に向き合うわけではない。高校時代に始まった片思いを、大人になった現在でもう一度見つめ直す物語だ。

記憶の中で輝いていた憧れの人が、生活をともにする現実の男性へ変わっていく。千秋自身もまた、弟たちとの関係や胸に抱えた事情を背負っており、爽やかな笑顔だけでは捉えきれない。

三浦の柔らかな振る舞いは、美咲が長く思い続けた相手として説得力を持たせる。その一方、優しさが誰に向けられたものなのか分からないもどかしさも生み、初恋の続きを簡単には進ませなかった。

境界線の上で見せる恋

教師として教え子に向き合い、大学生として年上の元家族に惹かれ、かつて誰かの初恋だった男性として再会する。

三浦が演じた3人は、それぞれ違う立場にいる。それでも共通しているのは、学生時代と大人の世界の境目に恋が生まれていることだ。恋心だけで進めば、教師、生徒、元家族といった関係を壊してしまうかもしれない。過去から始まった思いは、大人になった現在の選択も揺らしていく。

三浦の恋愛演技が印象に残るのは、ただ甘くほほ笑むからではない。近づきたいのに立場が邪魔をする、その迷いを表情や沈黙に残すからだろう。一線を越えるのか、それとも守るのか。学生時代を起点とする恋は、三浦翔平の“大人の余裕”だけでは隠せない危うさまで引き出していた。


※記事は執筆時点の情報です

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