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遠距離の彼女に『疲れた』としか返信しなかった俺が、近くの同期に目がくらんだ結末

  • 2026.7.29
ハウコレ

同期に「大丈夫?」と声をかけられた日から、俺は近くにいる相手を選び続けました。それが終わったのは、彼女に机の上のスマホを見られた瞬間でした。会社の帰り道、駅前のコンビニで買った缶ビールを、俺は同期の女性と飲みました。

新社会人の3か月で削れていったもの

新社会人としての生活は、想像よりも余裕がありませんでした。研修が終わって配属されてからは、1日中先輩の背中を追いかけました。家に帰るころにはスーツを脱ぐ気力もない日が続きました。彼女からのメッセージは毎日届いていましたが、返信する気力が湧かず、「疲れた」と一言だけ送る日が増えていきました。電話に出ても数分で切り上げるようになり、それでも通知は減りませんでした。

近くにいて、何も説明しなくていい相手

同期の女性は、俺が会議で言葉に詰まった日に「大丈夫?」と声をかけてきました。同じ研修を受けて、同じ上司に叱られて、同じ電車で会社を出る相手でした。何を説明しなくても通じる相手が近くにいることが、遠くにいる彼女の存在を少しずつ薄くしていきました。近くにいる人に、目がくらんでしまった、それだけの話でした。彼女に連絡を返さない日が増えて、代わりに同期の「明日また会える?」の一言に、俺はうなずくようになっていきました。

風呂上がりの情けなさ

彼女が新幹線で会いに来る日、俺はいつも通り「先にシャワー浴びる」と言って浴室に入りました。出てきたときの彼女の顔で、机の上のスマホを見られたことがわかりました。俺は「あー…」とだけ声を漏らして、それ以上ごまかす気力は残っていませんでした。「連絡を催促されるのが苦しかった」「近くにいる人に、目がくらんでしまった」。並べてみればどちらも自分の言い訳で、彼女に伝えるべきものではありませんでした。彼女は「じゃあ、なんで来てって言ったの」と聞きました。答えは持っていませんでした。

そして...

スーパーの袋が玄関に置かれたまま、彼女は出ていきました。翌週、俺は1度だけメッセージを送りましたが、返事は来ませんでした。同期には、彼女に見られたことを正直に話しました。すると、彼女は困ったように「そういうつもりじゃなかった」とだけ言い、それから仕事以外で連絡が来ることはなくなりました。俺は彼女も、仲の良い同期も、同時に失ってしまったのです。

(20代男性・営業職)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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