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毎回私だけが新幹線に乗っていた遠距離3か月、彼氏の部屋で光った知らない名前

  • 2026.7.30
ハウコレ

言い訳を聞き終えた私は、買ってきた食材を玄関に置いたまま彼の部屋を出ました。

片道2時間の距離を、続けていく理由がもう見つかりませんでした。充電中の彼のスマホが、シャワーの音の合間に、知らない名前で3度光りました。

通ったのは私だけでした

3か月前から彼は新社会人として遠くの街に住むようになりました。最初のうちは毎日メッセージが届いていました。いつからか返信は「疲れた」の一言で途切れ、通話も数分で切られるようになりました。それでも会えば元気そうだったので、私は月に1回、新幹線で片道2時間かけて彼の部屋に通いました。改札の外の商店街も、彼のマンションの表札の並びも、私のほうがすっかり見慣れていました。彼が私の街に来たことは、この3か月で1回もありません。

画面に浮かんだ、知らない女の名前

その日も改札を出た足でスーパーに寄って、彼の部屋の合鍵でドアを開けました。彼は「先にシャワー浴びる」とだけ言って浴室に行きました。テーブルの上で充電中の彼のスマホが、続けて3回、同じ名前を浮かび上がらせました。会社の同期らしい女性の名前でした。「明日また会える?」「今日のご飯おいしかったね」。ロックのかかっていない画面に、文面はそのまま表示されていました。私は、消えるまでその画面を見ていました。

彼が並べた、2つの言い訳

浴室から出てきた彼は、私の顔を見て1度だけ「あー…」と息を吐きました。ごまかす気はないようでした。「連絡を催促されるのが苦しかった」「近くにいる人に、目がくらんでしまった」。それが彼の説明でした。私は「じゃあ、なんで来てって言ったの」とだけ聞きました。彼は答えませんでした。買ってきた鍋の材料が入った袋を、玄関にそのまま置いて、私は新幹線の切符を握り直しました。

そして...

帰りの新幹線の窓には、行きと同じ景色が反対向きに流れていました。彼から連絡が来たのは翌週の1度だけで、私は返さないまま関係を終わらせました。彼と続けていく理由はもうありませんでした。

(20代女性・大学生)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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