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「24時間出せるのが、当たり前だと思っていました」築17年マンションのゴミ置き場で起きた“3週間の異変”

  • 2026.8.21
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出典:PIXTA(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。不動産管理会社で10年以上の現場経験があり、マンション管理士の資格を持つライターのS.Kです。マンション選びにおいて、いつでもゴミを出せる環境に魅力を感じる方は多いのではないでしょうか。

特に仕事や家事で忙しい家庭にとって、特定の曜日に縛られない暮らしは快適です。今回は、便利に使っていた敷地内のゴミ置き場で換気扇が故障し、生活に影響が出た事例を紹介します。

真夏のゴミ置き場で起きた突然の異変

築17年で総戸数65戸のマンションの4階に住むOさん(42歳・会社員)は、夫と小学生の長女の3人家族です。共働きということもあり、1階の屋内にあるゴミ集積所へ朝の時間に縛られずゴミを出せる点が気に入っていました。

去年の7月、ゴミを捨てるために集積所の扉を開けた瞬間、強い臭気がこもっていることに気づきます。天井を見上げると、普段は動いているはずの換気扇が停止していました。

驚いたOさんはすぐに管理員室を訪れ、状況を伝えました。連絡を受けた管理会社は、設備会社の点検を手配します。

後継機の取り寄せに3週間、生ゴミは収集日の朝だけに

点検の結果、換気扇の故障は内部のモーターの寿命が原因と判明しました。同じ型式の機器はすでに製造が終わっており、後継機を取り寄せて取り付ける工事が必要になります。

復旧まで約3週間かかるというお知らせが、掲示板に出されました。工事が終わるまでの間、臭いを防ぐために生ゴミは収集日の朝に出す臨時ルールが設けられました。そのため、夏場の生ゴミを、収集日まで家の中に置く日が続きました。

「24時間出せるのが、当たり前だと思っていました」

そう振り返るOさんですが、後日掲示板に換気扇の交換工事を手配した旨が書かれているのを見つけます。3週間後、新しい換気扇が取り付けられ、いつでも出せる形に戻りました。

ゴミ置き場は共用部分の管理状態が表れる場所

「24時間ゴミ出し可」は、設備と管理があってこそ成り立つルールです。故障や工事の間は、今回のように制限される場合があります。内見のときは、ゴミ置き場の扉を開けて中の様子も確認してみてください。

・扉を開けた瞬間に臭いがこもっていないか
・床にゴミの汁の跡や虫がいないか
・天井の換気扇が音を立てて回っているか

専門の知識がなくても分かる部分に、共用部分の管理の状態が表れます。住み始めてからも、臭いや音の異変に気づいたら早めに管理員室や管理会社へ伝えてみてください。連絡が早いほど、点検や修理の手配も早く始まります。

参考:マンション標準管理規約(単棟型)・同コメント(国土交通省)



ライター:S.K(マンション管理士)
不動産管理会社で10年以上の現場実務に携わり、業界団体の評価制度策定委員会に所属していた経験がある。現在はライターとして、自身の豊富な経験・知見をもとに、一次情報を盛り込んだ不動産記事を多数執筆している。


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