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医師「見逃してはならない」→実は『膀胱がん』のサインかも…“痛くないから大丈夫”と放置しがちな「危険な症状」とは?

  • 2026.8.28
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

尿に血が混じっているのを見て、血の気が引くような思いをした経験はありませんか?「でも、痛くないから大丈夫だろう」「一時的なものかもしれない」と、そのまま放置してしまう方も少なくありません。

しかし、血尿の裏には見逃してはならない重大な病気のサインが隠れていることがあります。痛みのない血尿にはどのようなリスクがあるのか、また私たちはどのような基準で受診を判断すべきなのでしょうか。

今回は、血尿が出るメカニズムや注意すべき症状について、泌尿器科医の小内友紀子先生にお話を伺いました。

痛みのない血尿はなぜ危険?膀胱がんと膀胱炎の出血の違い

---血尿が出た際、痛みを伴う場合とそうでない場合があると聞きました。それぞれの原因やメカニズムについて教えてください。

小内友紀子さん:

「膀胱がんの腫瘍は、血管が豊富です。腫瘍の血管はもろいので、破れて出血することがあります。

一番多いとされる血尿の原因は一般的に膀胱炎ですが、その場合は炎症が起きて膀胱内が充血して出血します。その結果、炎症のせいで尿が近くなったり、排尿の最後に絞るような痛みがでます。

膀胱がんの場合は腫瘍の血管が破れて出血するだけなので、痛みを伴わない出血、血尿になります。

一度血尿が出ても、自然に止まったら様子を見て大丈夫?

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

---もし一度血尿が出たものの、その後自然に止まった場合は、受診しなくても良いのでしょうか?

小内友紀子さん:

「膀胱がんの血尿も自然に止まることがあり、その場合受診しないと早期発見のチャンスを逃すことになってしまいます。

膀胱炎の出血だったとしても、その後症状が悪化するリスクもあるため、『目で見てわかるような血尿(=肉眼的血尿といいます)』の場合はためらわずに泌尿器科を受診していただくことをおすすめします。」

受診すべき目安とは?年代や症状に応じた正しい対処法

---血尿が出たとき、すぐに病院へ行くべきケースや、反対に様子を見ても良いケースの判断基準を教えてください。

小内友紀子さん:

「血尿の一番多い原因は膀胱炎です。喫煙しない20~30歳代の女性の場合、膀胱炎の症状(排尿時の痛みや頻尿)がはっきりある場合は水分を多くとることを心がけ、よく休むなどして、症状がおさまるかどうか、数日間様子をみても良いかとおもわれます。

男女問わず喫煙者や中高齢者の場合は、泌尿器科で血尿の原因となる病気の有無をみていただくことが安心です。

赤ワインより濃い血尿や、血の塊がごろごろと出るような場合、尿が血液でつまってしまうような場合は、早急に病院の泌尿器科を受診されてください。」

「目で見てわかる血尿」があれば、自己判断せず泌尿器科へ

血尿の最も多い原因は膀胱炎ですが、痛みを伴わない血尿の背景には膀胱がんが隠れている可能性があります。たとえ一度の血尿が自然に止まったとしても、それは決して安全なサインではなく、早期発見のチャンスを逃してしまうことになりかねません。

特に喫煙者や中高齢者の方、あるいは赤ワインのような濃い血尿や血の塊が出るような場合は、速やかに泌尿器科を受診することが重要です。「目で見てわかる血尿」に気づいたときは、決して放置せず、専門医に相談しましょう。


※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、診察・診断に代わるものではありません。症状が続く場合や不安な場合は早めに医療機関を受診してください

監修者:小内友紀子

公益財団法人ときわ会 常磐病院 泌尿器科 診療副部長、東京女子医科大学病院 泌尿器科 講師、医師、医学博士 女性泌尿器科医師として、普段は女性によくある尿もれから、男性の前立腺癌をはじめとする泌尿器科領域の癌診療まで診療しております。

【資格】医師 / 医学博士 / 泌尿器科専門医・指導医 / 透析医学会専門医・指導医 / 排尿機能学会専門医

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