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「学校の先生は夏休みがあっていいよね」→元教員が語る夏休みの実態。初任者研修の裏側に「今でも思い出す」

  • 2026.8.5
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

こんにちは。元小学校教員のみずいろ文具です。

「学校の先生は、夏休みがあっていいよね」

教員をしていた頃、そんな言葉をかけられることがありました。

確かに、子どもたちが登校しない夏休みは、普段より休暇を取りやすい期間です。

しかし、教員1年目の頃は、決してのんびり過ごせる期間ではありませんでした。

なぜなら、休みに入ったとたん、初任者研修が次々と予定されていたからです。

夏休みに入っても続く初任者研修

私が教員になったのは今から15年ほど前のことです。

採用1年目。
慣れない授業や学級経営に追われ、やっとの思いで1学期の終業式を迎えました。

「これで少しゆっくりできる……」

そう思ったのもつかの間、夏休みに入ってからは初任者研修が続きました。

授業の進め方や児童理解について学ぶ講義形式の研修だけでなく、夏休みの中盤には、なんと泊まりがけの研修も予定されていたのです。

研修場所は、私が勤務していた自治体の小学生が、宿泊学習などで利用する施設でした。

ハイキングにカレー作り、夜はキャンプファイヤー

宿泊研修では、初任者がいくつかのグループに分かれ、ハイキングや野外炊事、レクリエーションなどに取り組みました。
同期との交流を深めるだけでなく、集団宿泊行事での指導法を実践を通して学ぶ機会になっているのです。

野外炊事では、炎天下のもと汗だくになりながら薪を使って火をおこし、グループの仲間と協力してカレーを作ります。

夜にはキャンプファイヤーも行われ、子どもたちが行うプログラムと同様に、フォークダンスまで踊りました。

今振り返ると、1学期を終えたばかりの教員にとって、かなり体力を使う研修でした。

しかし、当時はまだ20代前半。疲れながらも、学生に戻ったような気持ちにもなり楽しんでいました。

何より、普段はそれぞれ別の学校で働いている同期と、ゆっくり話せる貴重な機会でもありました。

授業や学級経営の悩みを話し、うまくいかないと悩んでいるのは自分だけではないのだと、少し安心したのを覚えています。

一緒に山を歩き、火おこしをし、レクで楽しい時間を共有するうちに、グループのメンバーとの距離は一気に縮まっていきました。

研修最終日に届いた、まさかの報告

そして、研修の最終日。

同じグループだった同期の一人が、私のところへそっと近づいてきました。

なんだか、妙に顔がほころんでいます。

みずいろちゃん、私、〇〇さんと付き合うことになった

なんと、初任者研修を通して仲良くなった二人が、いつの間にか交際を始めていたのです。

「お、お、おめでとう……!」

急な報告に驚きながらも、グループの仲間としてうれしくなったことを覚えています。

後日、職場の先輩に聞いたところ、初任者研修をきっかけに交際が始まることは、教員の世界では珍しくないのだとか。

しかも、その二人はその後も順調に交際を続け、やがて結婚しました。

私も結婚式に招待してもらい、二人の幸せな門出を見届けることができました。

大変な研修が人生を変える出会いに

教員1年目は研修が多く、休む暇などほぼありませんでした。

特に夏休みの泊まりがけの研修は、体力的にも楽なものではありませんでした。それでも、同期と交流し、悩みを共有できたことは、教員生活を続けるうえで大きな支えになりました。

そして中には、その研修が人生を変える出会いの場になった人もいます。

夏休みと聞くと、今でも私は、あの二人のうれしそうな交際報告を思い出すのでした。



ライター:みずいろ文具

関東の公立小学校で15年間、子どもたちと向き合ってきました。教室での日々を通して感じた喜びや戸惑い、子どもたちから教わったことを、今は言葉にしています。教育現場のリアルや、子どもたちの小さな成長の瞬間を、やさしい視点でお届けします。


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