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ホテルマン「完全にお見通しです」→チェックアウト後でも“数万円”の請求。吸い殻を持ち帰っても…禁煙室での“電子タバコ”がバレるワケ

  • 2026.9.20
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出典:photoAC ※画像はイメージです。

旅行や出張で利用するホテルの客室。

快適に過ごすためのマナーやルールが設けられていますが、中には「これくらいならバレないだろう」と軽い気持ちでルールを破ってしまうケースも……。

特に多いのが、「禁煙室でタバコを隠れて吸う」ことです。
最近普及している加熱式タバコや電子タバコは「紙タバコよりニオイが少ないから大丈夫」と思われがちですが、実はホテル側には完全にお見通し!

今回は、禁煙室で電子タバコを吸ったお客様に起きた実際のトラブルと、ホテル側が異臭にすぐ気づく理由、そしてルール違反が招く代償についてご紹介します。

チェックアウト後に判明!禁煙室から漂うあのニオイ…

ある日の午前中、チェックアウトが終わり、清掃スタッフが各客室の清掃を進めていた時間帯のことです。
ある禁煙室を担当していたスタッフから、フロントに一本の電話が入りました。

「〇〇号室の清掃を始めようと思ったのですが、部屋に入ったらタバコのような独特なニオイがします……」

急いで部屋へ確認に向かうと、室内には加熱式タバコ特有の香ばしく甘みのあるニオイがうっすらと漂っていました。

ゴミ箱をチェックすると吸い殻などの証拠は残されておらず、おそらく「紙タバコじゃないし、換気扇の下で吸えばバレないだろう」と考え、吸い殻を持ち帰ったものと推測されました。

お客様自身は「ニオイを消して証拠も隠した」つもりかもしれませんが、現場のスタッフには違和感が丸わかりだったのです。

なぜ即バレする?ホテルが「わずかな異臭」にも敏感な理由

「紙タバコに比べてニオイが残りにくい」と言われる電子タバコですが、なぜホテル側はすぐに気づくことができるのでしょうか。

理由はシンプルで、ホテルの客室は「無臭」が基本だからです。

ホテルでは次のお客様に快適に過ごしていただくため、普段からオゾン脱臭機や専門の消臭剤を使用し、徹底的にニオイをリセットしています。
そのため、無臭に保たれた空間にわずかでもタバコや強い香水のニオイが混ざると、部屋に入った瞬間に違和感を覚えます。

さらに、電子タバコの煙や蒸気には目に見えない油分やニオイ成分が含まれており、壁紙やカーテン、ベッドのリネン類にしっかりと付着してしまいます。

お客様が思っている以上に、ホテルマンや清掃スタッフの鼻は「部屋のニオイの変化」にとても敏感なのです。

隠れて吸った代償は……“数万円”の痛い請求!

タバコのニオイが染み付いてしまった客室は、消臭スプレーを撒くだけでは到底、元には戻りません。

特別な脱臭機を長時間稼働させたり、壁紙やカーテンを特殊清掃したりする必要があるため、その部屋は数日間にわたって販売不可(売り止め)になってしまいます。

これはホテルにとって、大きな損害です。

今回のケースでも、現場でしっかりと状況と臭気を確認・記録した上で、利用規約に基づきお客様へご連絡をさせていただきました。
禁煙室での吸煙が確認された旨と、規定通りのスペシャルクリーニング代および客室損害補償金として「数万円」のご請求が発生することをお伝えしました。

電話口のお客様は「電子タバコでもダメなんですか……」「そんなにかかるんですか」と非常に焦った様子でしたが、規約に基づき毅然とご請求させていただく結果となりました。

「これくらいなら」の軽い気持ちが招く大きなリスク

今回の経験からお伝えしたい教訓は、「これくらいならバレないだろう」という軽い気持ちが、結果的に自分自身へ大きなリスクとなって返ってくるということです。

「加熱式タバコだから」「換気扇の近くで吸ったから」といった言い訳は通じません。
数万円の出費はもちろんですが、せっかくの旅の思い出が後味の悪いものになってしまうのはとても悲しいことですよね。

愛煙家の方は必ず館内の指定喫煙所を利用し、快適で気持ちの良いホテルステイを楽しんでくださいね!


ライター:ひなこ

シティホテルおよび鉄道会社での勤務経験を持つWEBライター。駅員・車掌やホテルのフロント・宴会営業・レストランなどの現場を経験。現在では、現場での実務経験とトラブル対応の知見を活かした執筆活動を行っている。ホテルへの見識を深めるため「月1回ホテル宿泊」を継続中。


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