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領収書の理由を聞かれ、俺が家計簿を開いた日

  • 2026.7.28
ハウコレ

彼女に聞かれたあの日、俺はスマホで家計簿アプリを開きながら、これまで言葉にしていなかった気持ちを、少しずつ伝えることになりました。

画面には、彼女と過ごした日の店名や金額が、半年分並んでいました。

彼女に説明しないまま続けてしまっていたこと

付き合って半年になる彼女とは、いつも楽しい時間を過ごしていました。会計は俺が済ませることが多く、そのたびに必ず店員さんに領収書をお願いしていました。

家計簿アプリに正確な金額を記録しておきたかったのです。領収書は受け取ったあとに写真で保存し、店名や日付、金額を後から見返せるようにしていました。

本当は将来のためだった、あの領収書

付き合ってしばらくしてから、俺は彼女といつか一緒に暮らすことを考えるようになっていました。同棲や結婚には、思っている以上にお金がかかると聞きます。だからこそ、彼女に不自由をさせないために、いまのうちから自分のお金の使い方を見直しておきたかったのです。

デート代は、彼女と過ごす大切な時間のためのお金であると同時に、2人の未来を現実的に考えるための、大事な数字でもありました。ただ、それを彼女に説明するタイミングを、俺はずっと逃していました。

聞いてくれた彼女に、思い切って見せた日

帰り道、彼女が「ねえ、どうして毎回、領収書もらうの?」と聞いてきました。俺はその瞬間、彼女がずっと違和感を抱えていたのだと気付きました。「見てほしいものがあるんだ。もっと早く言えばよかった」と少し気まずい気持ちになりながら言い、俺はスマホを取り出して家計簿アプリを開きました。

画面には、これまで彼女と行った店の名前や、支払った金額が並んでいます。画面を見せたとき、俺は初めて自分が、将来の話を避けて自分の気持ちを隠していたことに気付きました。

そして...

彼女は画面に並んだ日付や店名を確かめたあと、「言ってくれてよかった」と小さく笑ってくれました。その表情を見たとき、俺の中で、きちんと彼女との未来を言葉にしようという気持ちが固まりました。家計簿は、ただお金を管理するためのものではありませんでした。彼女と暮らすことを本気で考えていた自分の気持ちを、形にしてくれていたものだったのです。そしてその少しあと、俺はプロポーズの準備を始めました。

(20代男性・会社員)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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