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共働きなのに小遣い制が不満だった俺→妻が突きつけた家計簿の数字に何も言えなくなった

  • 2026.5.24
ハウコレ

俺は妻と5歳の子どもの3人家族で、夫婦共働きの会社員です。家計は妻に任せていて、自分はお小遣い制で月々の予算のなかでやりくりしていました。けれどここ最近、自分だけ我慢しているという感覚がどうしても消えなかったのです。

「我慢してるのは俺だけ」のはずだった

平日の夜、夕食を終えてビールを開けながら、また同じ愚痴をこぼしました。「俺だけ小遣い制って不公平じゃない?」「飲み会も趣味も我慢してるのにさ」と続けたとき、自分でもしつこいなと思いつつ、それでもどうしても言いたかったのです。月に2回しか飲みに行けない。半年前に欲しかったロードバイクのパーツも見送ったまま。同じくらい働いているのに、自分の自由になる金額がこれだけしかないのは、どうしても納得がいかなかったのです。妻は黙って聞いていました。

「じゃあ、家計簿見てみる?」

そう言って妻が差し出してきたスマホには、家計簿アプリが開かれていました。責められるかと身構えていた俺の予想とは裏腹に、妻の声は穏やかでした。「全部見せるから、自分で確認してみて」とでも言うような落ち着き方でした。俺は缶ビールを置いて、画面に目を落としたのです。

数字が映していた現実

給与から住宅ローンが引かれ、食費、光熱費、保育園代、夫婦それぞれの保険料、通信費が並んでいました。一つひとつ差し引いていく数字を、俺は順に追いました。そして最後に残った「妻の自由に使える金額」を見て、目が離せなくなりました。俺の小遣いより少ない。「え、お前のほうが少ないの?」自分が何を言ってきたのかが一気に押し寄せてきました。妻は答えず、湯のみを見ていました。

そして...

その夜、俺はスマホを返してから黙ったままでした。布団の中でも、画面の数字が頭から離れません。妻だって欲しい服を諦め、化粧品も最低限で済ませている。それを知らないまま「俺だけ我慢している」と言い続けてきた自分が、急に幼く思えてきました。

翌朝、俺はキッチンに立つ妻に向かって伝えました。「今月から俺も家計把握させて」それから1か月、家計簿を毎日開くようになり、コンビニで何となく買う缶コーヒーやお菓子が、思った以上に減りました。家計を「任せる」ではなく「一緒に持つ」ということの意味を、ようやく知った気がします。

(30代男性・営業職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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