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「式は挙げない」3か月返事を待った私の決断

  • 2026.7.28
ハウコレ

「式は挙げないので」義両親の食事会で私は、はっきりそう告げました。3ヶ月間、婚約者からの返信は、式の相談すべてに猫のスタンプ1つだけだったのです。

共有アルバムに私が上げていた会場の写真は、いつの間にか70枚を超えていました。

相談に、猫のスタンプだけが返ってくる日々

プロポーズを受けたのは、桜が咲く前のことでした。式場探しは、私の担当になったのです。週末にブライダルフェアへ足を運んだ感想、パンフレットで見つけた候補ホール、招待客の候補リスト。決めることが出てくるたびに、私は逐一メッセージで婚約者に共有しました。

ところが返ってくるのは、あの猫のスタンプ、ただ1つだけ。はじめは、忙しくて返事を打つ時間がないのだろうと、私は自分に言い聞かせていました。

「明日話そう」で、話し合いは進まないまま

「電話で予定を決めたい」と伝えても、婚約者からはスタンプ1つ。翌日はまた別の理由で先延ばしになり、週末はゆっくり休みたいと過ぎていきます。「一緒に決めたいって、何度も送ってるよね?」というメッセージにも、返事はやはり同じスタンプ1つ。

私はカフェで1人、ゲストリストの作成をしていました。既読はついているのに、意見は返ってきません。式は2人のものだと信じていた気持ちが、少しずつ薄れていくのを感じていました。

義両親の食卓で、覚悟の一言を伝えました

その週末、婚約者の実家で食事会がありました。義母が食事を取り分けながら、「式の準備はどう進んでる?」と穏やかに聞いてきたのです。婚約者はご飯をつつきながら、こちらを見ずに「うん、まあ、そこそこ」と返しました。私は箸を置いて、義母と義父の顔を順番に見てから、答えました。

「式は挙げないので」

義母の手が止まり、義父が湯呑みを置きました。隣に座る婚約者が息を呑んだのが伝わってきます。私はもう1度、義両親に向かって同じ言葉を繰り返しました。

「式は挙げないので。2人で決めた結果です」

そして...

帰り道、婚約者は「なんで勝手にあんなこと言うんだよ」と声を荒げました。私は歩幅を変えずに答えました。

「3ヶ月間、あなたの返事はスタンプだけだったから」

婚約者は何かを言いかけて、口をつぐみました。翌朝、メッセージが届きました。

「明日、会場見学の予約入れた。何時に集合する?」

私は初めて、同じ猫のスタンプを1つだけ、送信ボタンで返しました。

(20代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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