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「今日の帰りは遅かったね」私生活を監視してくる近所の住人。だが、玄関に防犯カメラを設置した結果

  • 2026.7.26

帰宅を数えるママ友

子ども同士が同じ年の、近所のママ友がいました。物腰のやわらかい、感じのいい人という印象でした。

その印象が崩れたのは、ある日の夕方のことです。玄関の前で私を待っていた彼女が、にこやかにこう言いました。

「今日の帰りは遅かったね」

ぞわりと、鳥肌が立ちました。

「宅配、午前中に来てたでしょう」

毎日の暮らしを、まるで日記のように把握されているのです。親切なのか、監視なのか。判断がつかないまま、私は玄関を出入りするのがだんだん怖くなっていきました。

それからは、私の帰る時間を見計らったように、彼女は玄関の前に立つようになりました。

エレベーターの扉が開くと、もう廊下で待っているのです。

「おかえりなさい。今日も、いつもの時間だったね」

やわらかい笑顔なのに、ちっとも安心できません。家の前が、いちばん気の休まらない場所になってしまいました。

夫に相談しても、「気にしすぎだよ」と笑うばかりでした。言葉でいくら説明しても、この不安は伝わりません。

それなら、ありのままを記録してしまえばいい。私はそう考えるようになったのです。

録画を見せた日

怖くなった私は玄関の上に、録画のできる小さなカメラを取り付けたのです。

数日後、いつものように待ち伏せしていた彼女に、私はスマートフォンの画面を差し出しました。

そこには、毎日この玄関先で私の帰りを待ち続ける、彼女自身の姿が、時刻とともにはっきりと映っていました。

「これ、全部録画されているんです」

画面をのぞき込んだ瞬間、彼女の顔がぐっと引きつりました。

「わ、私はただ、心配で…」

言い訳はそこで途切れました。彼女は青ざめたまま、一歩、また一歩と後ずさりしていきます。

「見守り、ということでいいですね」

私が静かに念を押すと、彼女はもう何も言い返せませんでした。その日を境に、玄関前の人影はぷつりと消えたのです。

翌週も、その翌週も、廊下で待ち構えられることはありません。

すれ違っても、今度は彼女のほうが目を合わせようとしません。ずっと見張られていた私が、たった一枚の録画で、見張っていた相手を黙らせたのでした。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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