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「文句があるなら、お前が出て行け」明け方まで宴会を続けた住人。だが、連名で抗議を入れた結果

  • 2026.7.26

週末ごとに奪われる、私の眠り

就職を機に借りたマンションで、私の一人暮らしは始まりました。

ところが入居してすぐ、上の階の騒音に悩まされることになったのです。

金曜と土曜の夜になると、上階では決まって宴会が開かれました。

大人数の笑い声、ドタドタと駆け回る足音、家具を引きずるような音。

それが明け方まで途切れないのです。

特に翌朝が早い日は地獄でした。

一睡もできないまま職場へ向かい、仕事にも集中できません。

管理会社に何度電話しても、注意はしますの一点張りで何も変わりませんでした。

週末が近づくたびに、また眠れないのかと気が重くなります。

安らげるはずの自分の部屋が、いつしか一番くつろげない場所になっていました。

心身ともにすり減っていくのを、はっきりと感じていたのです。

ある晩、とうとう限界を迎えた私は、上階へ直談判に行きました。

ところが玄関から顔を出した住人は、悪びれるどころか逆に凄んできたのです。

「文句があるなら、お前が出て行け」

まさかの開き直り。自分が迷惑をかけている自覚すらないその態度に、私は言葉を失いました。

住民8人の連名という、白旗

個人で抗議しても、あの住人はびくともしない。

ならばと私は、同じ建物に住む人たちに声をかけてみることにしました。

すると、驚くほど多くの人が同じ被害に遭っていたのです。

隣の部屋の会社員、斜め下に住む学生など。

誰もが週末の騒音に眠りを奪われ、うんざりしていました。

それでも一人では言い出せず、みんなじっと耐えていたのだといいます。

一人の苦情なら流せても、大勢の声なら無視できないはず。

私たちはそう考え、被害の状況を細かく記した書面に、住民8人がずらりと署名を並べました。

その連名の申し入れ書を、管理会社に正式に提出したのです。

すると管理会社の対応は、これまでとは打って変わって迅速なものでした。

後日、上階の住人には契約違反を指摘する厳重な警告が届いたと聞きました。あれほど強気だった住人も、さすがに8人の連名の前には抗えなかったのでしょう。

出て行けと言い放った勢いは、どこにも見当たりませんでした。

次の週末から、宴会の音はぴたりとやみました。開き直っていた相手が掲げた、見えない白旗です。

一人では届かなかった声も、束ねれば大きな力になる。あれほど当たり前に奪われていた眠りが戻ってきて、私はようやく人心地がつきました。

静けさの戻った部屋で、私はそのことをしみじみと噛みしめたのです。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、20代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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