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スターバックス日本上陸30周年で「Starbucks Youth Program」を始動。ZEN大学と連携の奨学金制度も

  • 2026.7.22

スターバックス コーヒー ジャパン株式会社が、日本上陸30周年という節目のタイミングで、子どもや若者の成長を支える新たな取り組み「Starbucks Youth Program」をスタートさせました。今回、この発表にあわせて開催された説明会に参加してきたので、詳しくレポートします。

「Starbucks Youth Program」として、この夏3つの施策がスタート

Starbucks Youth Programのボードを持つスターバックスのパートナー
Starbucks Youth Program

スターバックスの「Starbucks Youth Program」として、この夏、3つの施策がスタートします。パートナー(従業員)一人ひとりが多様なキャリアを実現し、自身の可能性を広げることを後押しする「奨学金制度」。

子どもたちがさまざまな体験や学びに触れ、未来の選択肢を広げられるきっかけをつくる「ハミングバードプログラム」。そして、新しい場所や人との出会いに踏み出す若者を、商品を通してサポートする「マイスターバックスストアU24」の3つです。それぞれ詳しく見ていきます。

日本初、パートナー向け「奨学金制度」がスタート

Starbucks Youth Program
スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社 人事本部 戦略企画部 部長 高橋雅史さん

もっとも新しい発表となったのが、この奨学金制度。日本のスターバックス独自の制度として、オンラインで学べる「ZEN大学」と連携する形でスタートします。

背景にあるのは、人口減少や人手不足、地域課題の複雑化といった社会の変化です。こうした状況のなかで「地域の未来を創る人材が、これまで以上に必要になる」という考えのもと、AI・テクノロジーの進化や働き方・キャリアの多様化に対応するため、若者には「学び続ける力」や「自分で考える力」が求められる、という説明がありました。

実際、パートナーからも「社外での学習機会を通じて、キャリアの可能性を広げたい」「もっと専門的な知識を身につけたい」「もっと地域に貢献できる力を身につけたい」といった声が寄せられていたそうです。

18〜29歳の「ユースパートナー」が自分軸を養う時期に、新しい知識に触れて学び、それを地域での仕事のなかで実践していく。そんなサイクルを後押ししたい、という思いが制度に込められています。

【制度の詳細】

・ユースパートナー(18〜29歳):入学検定料・入学金・年間授業料の全額を支給

・ユース以外のパートナー:入学検定料・入学金の全額+年間授業料の半額を支給

・原則、返還不要の給付型奨学金制度

・最大10名/年(予定)

・2027年4月入学での募集を予定

現代の若者世代の背景とZEN大学について説明するZEN大学事務局長の藤森志保氏
ZEN大学 事務局長 藤森志保さん

連携先のZEN大学は、2025年4月に開学したばかりのオンライン大学。学部は「知能情報社会学部」の1つのみで、「最先端の学びをすべての人に」を設置理念に、特定の学問領域に偏らない学びを通じてAI時代のリテラシーを養うことを目指しています。

年間授業料は38万円で、開学した第一期生はすでに4,236人にのぼるそうです。「どこからでも学べる」「働きながら学べる」「最先端の授業と地域連携」という3点が、スターバックスがこの大学を選んだ理由として紹介されていました。

15年目を迎えた「ハミングバードプログラム」がこの夏にアップデート

子どもの体験格差という社会課題に着目し、2012年度からスタートしたハミングバードプログラム。もともとは東日本大震災で震災遺児となった子どもたちの進学支援を目的にスタートし、2020年度からは全国の経済的困難にある若者・子どもたちの夢もサポートする形へと広がっていきました。2022年度には東北震災遺児の奨学金に必要な目標金額を達成したという、15年近い歴史を持つ取り組みです。

「たとえ小さなことでも、みんなの“私にできること”が集まれば大きな力になる」というコンセプトのもと、お客様とパートナー、それぞれの立場から参加できる仕組みになっています。

・お客様:スターバックス カード「ハミングバード」の新規発行や、対象カードの利用、スターバックス® リワードでためたStarの利用を通じて参加できる寄付。

2026年度版のスターバックス カード「ハミングバード」発行時に100円を寄付できるほか、対象カードでの購入金額の1%を寄付(2012〜2025年度版のハミングバード カードも対象)。スターバックス® リワードのStar(25 Stars〜)からオンラインでいつでも寄付も可能

・パートナー:店舗での体験提供(店舗のパートナーが自身の得意なことや個性を活かして、地域の子どもたちへ体験提供を実施

今年のアップデートポイントは2つ。実施時期が春から夏へ変更されたことと、店舗での体験提供の強化です。夏休みは子どもの体験機会に差が開きやすい時期とされており、そのタイミングに合わせた変更なのだそうです。

寄付先団体「チャンス・フォー・チルドレン」

公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン 代表理事 今井悠介さん
公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン 代表理事 今井悠介さん

ハミングバードプログラムの寄付先としても関わりの深い公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン(CFC)についても、説明会では詳しく紹介されていました。

CFCの原点は1995年、阪神・淡路大震災をきっかけに発足した関西の学生ボランティア団体。2011年の東日本大震災を機に正式に「チャンス・フォー・チルドレン」として設立され、東北・関西地域を中心に活動をスタートしたそうです。

CFCが展開する支援策「ハロカル」は、2階建てモデルという仕組みが特徴的です。

・1階(ユニバーサル施策)「ハロカルホリデーすみだ」:全世帯向け(所得制限なし)、墨田区の小学生を対象に、夏休み等限定で一人当たり5,000円分のポイントを支給。地域の大人や商店が体験活動を立ち上げ、参画できる仕組み

・2階(ターゲット施策)「ハロカル奨学金」:低所得世帯向け、小1〜小6を対象に、年間8万〜10万円分のクーポンを通年で支給し、子どもがやりたい体験活動の継続を支援

「まち全体が体験の場」をコンセプトに、単発参加のしやすさと低所得世帯への手厚い支援を組み合わせたつくりになっています。

12〜24歳と店をつなぐ新プログラム「マイスターバックスストアU24」

マイスターバックスストアU24について説明するスターバックス コーヒー ジャパン株式会社の勝野千絵子氏
スターバックス コーヒー ジャパン株式会社 デジタル戦略本部 CRM&コマース部 部長 勝野千絵子さん

3つ目の柱が、この夏スタートする「マイスターバックスストアU24」。12〜24歳のユース世代とお店をつなぐ、新しいプログラムです。

お気に入りの店舗(マイスターバックスストア)として2店舗を登録すると、毎月「U24パス」が届き、日常の中でより気軽にスターバックスを楽しめるようになります。初回200円オフ、次月以降100円オフという特典も。

狙いとして語られていたのは、「進学や就職など日々様々な挑戦や変化の中にいるユース世代を、スターバックスが気軽に立ち寄れる居場所となることで日常に寄り添い応援していく」ということ。

これまで「敷居が高い」というイメージを持たれがちだったスターバックスを、自分の居場所として感じてもらうための施策、というお話も印象的でした。店舗側にとっても、自店を選んでくれたお客様とのつながりを通じて継続的に来店してもらえる場になる、双方向のつくりになっているのが特徴です。

今後の展開としては、新しい味に出会えるカスタマイズ提案や、ユース世代のライフイベントに合わせた企画、地域や店舗とのつながりを深める取り組みなど、さらなる拡張も予告されています。

実はもっとある!スターバックスのユース向け取り組み

説明会では、今回新しくスタートする施策の前段として、スターバックスがこれまで取り組んできたユース世代向けの活動も紹介されていました。

・Be a Santaドネーションプログラム:地域のこども食堂へお菓子を詰め合わせたホリデーギフトを届ける寄付プログラム。パートナーによるこども食堂訪問も実施しているそうで、昨年で4年目を迎えたとのこと。

・レインボー学校プロジェクト:地域の小学校を訪問し、LGBTQ+当事者やアライとしての立場から多様性について出張授業を実施。すべての子ども・若者たちが安心して過ごせる居場所づくりを目的にした取り組みです。

スターバックスが繰り広げる子ども・若者に向けたこれらの複数施策。今後の展開にも目が離せません。

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