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仕事だと嘘をついて花火をすっぽかした俺に、彼女が最後に送ってきたメッセージ

  • 2026.7.23
ハウコレ

仕事だと嘘をついた俺のスマホに、遠くの花火の音を割って、彼女からのメッセージが届きました。

責める言葉のない一言を残して、彼女は俺の前から消えました。空けてもらっていた時間の重さに、いなくなってから気づいても、もう遅いのだと思い知りました。

彼女には仕事だと嘘をついた

彼女とは3年、夏の花火を一緒に見てきました。ただ、いつからかその約束が予定表の義務のように思えていたのも本当です。そこへ昔の仲間から集まりに誘われ、俺は迷わず行くと答えました。彼女には「今年は花火行けない、ごめん」と送り、続けて「急に仕事が入って、今週は抜けられそうにない」と嘘を重ねました。彼女はいつも大丈夫と受け止めてくれます。今回もそうだろうと、俺は勝手に決めていました。

嘘を重ねた直後に届いた、文字のない1枚の画像

座敷は昔のままの騒がしさで、俺は久しぶりに声を上げて笑っていました。そこへ彼女から「今どこにいるの」とメッセージが入ります。俺は画面も見ずに「会社。もう少しで終わる」と打ちました。次に届いたのは、文字のない1枚の画像でした。仲間の誰かが上げた、俺がジョッキを片手に笑う写真です。「久しぶりに全員集合」と書き添えられていました。彼女が花火の会場から、それを見ているのだとわかり、俺はジョッキを置きました。

彼女の最後のメッセージ

言い訳の文面をいくつも打っては消し、どれも送れないまま画面を見ていました。そこへ彼女から最後のメッセージが届きます。「花火、1人でもきれいだよ。もう無理して連絡しなくていいからね」。責める言葉が1つもないことが、かえって俺の逃げ場をなくしました。俺は座敷を出て、会場のほうの空を見上げます。彼女が見ているはずの花火が、同じ空に上がっていました。

そして...

翌日から俺は何度も謝りの連絡を送りましたが、返事は1度も来ていません。花火に行けないと嘘をついたつもりで、俺は彼女が積み上げてきた我慢ごと手放していたのだと、いなくなってから気づきました。空けてもらった時間の重さは、もう取り返しがつきません。

(20代男性・会社員)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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