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「泣くな、男だろ!」息子を怒る義父。だが、怯える息子を守った夫の一言

  • 2026.7.22

麦茶をこぼした息子に、声が飛んだ

息子がまだ幼稚園に通っていた頃の話です。

義実家の居間で、息子がコップの麦茶をこぼしました。慌てて布巾を取りに立った私の背中へ、義父の声が飛んできます。

「男の子なんだから、もっと厳しく育てろ」

「そんな甘い叱り方じゃダメだ。だから、いつまでもめそめそするんだ」

息子は畳の上で身を縮めていました。義父が声を張るたび、私のズボンの裾を握る指に力がこもります。

まだ五歳です、こぼすこともあります、とは言えませんでした。

その日は、夫の前でも同じでした。

「お前の奥さんは子育てが優しすぎる。昔はもっとビシッとやったもんだ」

夫は湯呑みに口をつけたまま、何も言いません。目の前で否定されて、私は膝の上で指を組むしかありませんでした。

聞く耳を持たない義父と、黙り続けた夫

それからも、義父の調子は変わりませんでした。

お正月に親戚が集まった日、息子は輪に入れず、私の後ろへ隠れてしまいます。

従兄弟たちの笑い声が座敷に響くなか、義父はそれを見つけて、部屋中に届く声で言いました。

「泣くな、男だろ!」

息子の肩がびくりと跳ね、目に涙が盛り上がりました。もう、限界でした。

「お義父さん、その言い方はやめてください」

「最近の親は過保護すぎる。だから、こういう子になるんだ」

取りつく島もありません。夫はその場でも、やはり何も言いませんでした。

けれど帰りの車で、夫はぽつりと切り出したのです。

「今日のは、やりすぎだった。ずっと父さんに逆らえないままで、ごめん」

次に義実家へ行った日、義父はまた息子に向かって口を開きかけました。

その前に、夫が立ち上がります。

「父さん。子育ては、俺たちのやり方でやる。口出しは、控えてほしい」

義父の顔から、笑いが消えました。

「…俺は、この子のためを思って言ってるんだ」

「泣くなって怒鳴られて、強くなった子どもがいるのかよ」

義父は言い返そうと身を乗り出し、そのまま止まりました。

二度、口を開いて、二度とも声になりません。やがて新聞を広げ、こちらへ顔を向けないまま黙り込みます。

あれから、義父が息子に強い言葉をぶつけることはなくなりました。この前など、息子が転んで泣いたとき、義父は義母の後ろに下がって、こちらの様子をうかがっていたのです。

「…こういうときは、どうしてやったらいいんだ」

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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